チョウセンカサユリとは?
チョウセンカサユリは中国山東省から朝鮮半島南部に分布する野生種です。
中国では”青島百合(チンタオゆり)”と呼ばれています。
主に樹林下に生育しています。
■チョウセンカサユリの特徴
花びらは輝くような光沢のある橙黄色や橙色をしていて、
放射状に紫紅色の斑点があります。
花粉も橙色です。
花は星型で、5~6輪を上向きに咲かせます。
花のにおいは、残念ながらあまり良いとはいえません。
草丈は50~80cmで、下のほうの葉は1~2段輪状につけ、
それより上の葉は散生するのが特徴です。
輪生している葉は、芽が出る頃に、
独特な縞模様をしているのも大きな特徴です。
球根は白色で、広卵形をしています。
苦味が少ないため、食用にされることもあります。
ウイルスに強く、丈夫で育てやすいユリです。
■チョウセンカサユリの変種
黄花の変種 var. flavum と、斑点のない変種 var. carneum が知られています。
*写真取材中です