ユリ栽培 11月|球根の植え付け植え替えは中旬までに
11月は、10月に引き続き、
球根の植え付け・植え替えと冬越しの準備の月です。
特に、ヤマユリやサクユリ、カノコユリなどの球根は、
11月に入ってから発売されることもあります。
入手したら、早めに植え付けましょう。
植え替えも、11月中旬までには終わらせましょう。
植え替えを行わない株は、地上部が枯れてくるので、
地際で切り取り、整理します。
同時に落ち葉なども集めて処分します。
このように残渣をきれいにすることが病気の予防につながります。
花がら摘みをしなかった株は、種子ができ、熟しています。
すっかり熟すと割れて種子が飛び出すため、
種子を採取するのであれば、早めに採取しておきましょう。
■庭植え ユリの育て方 11月
・栽培管理
稲わらや腐葉土、ピートモスなどでマルチングをします。
自生しているユリは、山の中など、少し湿った場所に生えていて、
落ち葉やコケなどで自然にマルチングされていて、
乾燥が苦手で湿り気を好みます。
マルチングにより、冬の乾燥で土や球根が乾いてしまうのを防ぎましょう。
また、霜柱が立つのを抑える効果も期待できます。
霜柱が立つと、土中から土上へ水分が逆流して、土が乾燥してしまうのです。
・水やり
水やりは必要ありません。
・肥料
植え付け、植え替えを行うときは、元肥を施します。
「ユリ栽培 10月」を参考にして下さい。
植え替えを行わないときは、追肥を施します。
株の周囲30~40cmくらいに、緩効性化成肥料を
1株あたり10g程度ばらまき、軽く中耕して土の表面に混ぜます。
・病害虫
一般にユリの球根の99%はウィルスにかかっていると言われています。
しかし、しっかり育っていれば発病しません。
そのため、丈夫に育てることが第一です。
冬の間は、乾燥しすぎるとウィルスが発病しやすくなります。
マルチングをして、土の乾燥を防ぎましょう。
カノコユリなどヤマユリ系は11月に球根が出回ることが多いです
■鉢・プランター植え ユリの育て方 11月
・水やり
土の表面が乾いたら、水やりを行います。
一般的にユリは、乾燥より湿り気を好みます。
鉢底から水が流れ出るまで、水やりをします。
・肥料
11月は追肥は必要ありません。
・置き場所
風通しと日当たりの良い場所におきます。
・病害虫
庭植え同様、乾燥によりウイルス病が発病しやすくなります。
腐葉土やワラでマルチングをしてあげましょう。
■参考
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・カサブランカ 花を咲かせるには?
・カサブランカ 花が終わったら
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像