レウカンサムとは?
レウカンサムは、中国の四川省などの山地に自生するユリです。
同じ中国原産の野生種であるリーガルリリーに似た
花姿をしていますが、より大輪なのが特徴です。
■レウカンサムの特徴
6月、黄緑がかった白色の大きなトランペット型の花を、
横向きかやや下向きに咲かせます。
花弁(花びら)の外側には紫褐色または淡緑色のぼかしが入ります。
ぼかし具合は、個体差が非常に大きいです。
レウカンサムとよく似ているリーガルリリーは、このぼかしが
基部が濃くなりますが、レウカンサムの場合は、
花弁の喉もとまで同じ色であるのが特徴です。
花には香りがあり、花粉は茶色です。
草丈は1~1.8mにもなり、5~6輪の花を付けるのが普通です。
球根も紫褐色をしていて、大きさは、ユリの中では最大級で、
肥大すると直径15cmを超えるほどの大きさになります。
■レウカンサムの変種
花びらの裏の紫褐色のぼかしが特に濃いものは、
変種のvar. centifolium として区別されています。
*写真取材中です