ユリ 低温処理の方法
ユリは、品種にもよりますが、花期が初夏~初秋までの間です。
それよりも早く花を咲かせたい場合は、
単純に植え付け時期を早めるのではなく、
低温処理をする必要があります。
■ユリ 低温処理の方法
1.10月中旬頃、
球根を湿ったおがくずかピートモスの入ったビニール袋に入れ、
冷蔵庫の野菜室(10℃)に1ヶ月の間保管する。
2.1ヶ月経ったら、冷蔵庫(5℃)に1ヶ月保管する。
3.1月上旬に、鉢に植え付けして、室内の日当たりの良い場所で管理する。
4.4月頃、気温が上がってきたら戸外に出し、
水切れさせないように注意しながら管理すると、通常よりも早く花が咲く。
上記の方法は一般的な低温処理の方法です。
単純に、10℃以下の環境で1.5ヶ月~2ヶ月ほど過ごした後、
日当たりの良い温かい室内に取り入れて管理することで、
開花が早まることもあります。
他にも、-2℃の場所で冬から夏まで休眠させた状態で保管し、
秋に植え付けて真冬に花を咲かせる方法もあります。
しかし家庭用の冷蔵庫では-2℃の環境を作るのが難しく、
失敗すると完全に球根が凍ってしまってダメになるので、
初心者の方にはあまりおすすめできません。