カサブランカ 花が終わったら
■カサブランカの花が終わったら
カサブランカの花が終わったら、
すぐに花の付け根から摘み取ってしまいます。
めしべの下のふくらみを、完全に取り去る事がポイントです。
そのまま放置していると、その部分に種子を作ろうとして、
養分を溜め込むため、球根が肥大しにくくなってしまいます。
花の付け根から摘み取ったら、お礼肥を施し、
鉢植えの場合は水やりも継続し、
葉が自然に枯れていくまで、しっかりと管理します。
この時期の管理の仕方で、翌年の開花の善し悪しが決まります。
葉っぱばかりで寂しいですが、来年の花のために丁寧に育てましょう。
■花後の植え替え
地植えの場合は、植え替えは2~3年に一度で大丈夫です。
カサブランカは連作を嫌うので、
ユリ科の植物を数年育てていない場所に移植しましょう。
鉢植えの場合は、1年経つと根が混み合ってくるため,
毎年植え替えを行うのが最適です。
用土は新しいものを使用した方が良いです。
植え替えの適期は,10月~11月の葉が枯れる頃です。
とはいえ、葉が枯れるまで待つ事はありません。
時期が来たら、葉が枯れていなくても植え替えましょう。
時機を逸すると、根が成長期に入り、
植え替え時に根を傷めて生長を阻害してしまいます。
庭植えで植え替えを行わない場合は、
植え替えの時期に茎を地際から切り取ってしまいましょう。
枯れた茎葉を残しておくと、病気の原因になりやすいです。
■植え替え時の注意
カサブランカに限らず、
ユリの球根は球根腐敗病に侵されやすいので、
掘り上げた球根は、消毒処理をします。
まず、上根を取り除きます。
ユリの球根はウイルス病に侵されている事が多いため、
病気を媒介する可能性があるため、
上根を取り除く際は、ハサミなどの器具は使わず手で行います。
その後、球根を良く水洗いしたら、
チラウム・チオファネートメチルやオーソサイド液、
ベンレート殺菌剤などを規定の倍率に希釈したものに、
30分間くらい漬けてから、
風通しの良い日陰で数時間乾燥させてから植え付けます。
私は時間がないときは、園芸用の殺菌剤をスプレーして、
植え付けていますが、今のところ被害はありません。
ユリの球根は固い表皮に守られていないため乾燥に弱いです。
乾燥しすぎないように十分注意し、手早く植え替えましょう。
■参考
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・カサブランカ 花を咲かせるには?
・カサブランカ 花が終わったら
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像