タケシマユリとは?
タケシマユリ C)e-フラワー
*球根は、11月頃e-フラワーさんに入荷されます
タケシマユリは、韓国との領土問題が存在する竹島ではなく、
韓国の鬱陵島(うつりょうとう・ウルルンド)の固有種です。
鬱陵島は旧日本名を磯竹島、ないし竹島というため、
タケシマユリと呼ばれるようになりました。
日本やシベリア沿海州~朝鮮半島に自生するクルマユリの近縁です。
■タケシマユリの特徴
タケシマユリはクルマユリの近縁のため、クルマユリに似ていますが、
草姿はクルマユリよりがっしりしていて、性質も強健です。
6月上旬~7月、肉厚で黄オレンジ色の花を3~4輪咲かせます。
花びらは反り返っていますが、手毬型になるほどではありません。
花びらには赤褐色の斑点があります。
においは良くありません。
70~80cmの花茎に、1~2段の輪生葉、
輪を描くように葉をつけます。
東アジア原産のユリで、輪生葉をつけるのは、
タケシマユリを含めて4品種だけです。
球根は苦味が少なく食用になり、
ウイルス病にも強くて丈夫で育てやすいため、
日本でも古くから食用として栽培されてきました。
最近日本で食べられているのユリ根はコオニユリがほとんどで、
タケシマユリは食べられなくなりました。
また、日本にあるタケシマユリは、
18世紀以前より長く栄養繁殖が続けられてきたため、
自家受粉ではタネができないようになってしまいました。
他の固体との交配でを行うとタネが得られますが、得られた実生は
草勢が弱くなるのが特徴です。
■タケシマユリの変種
”万寿錦”は、白覆輪葉が美しい品種です。
覆輪とは、花びらや葉の外縁部分が、
地と違う色で縁どられているもののことです。
白覆輪葉ですので、葉が白く縁取られています。