コマユリとは?
コマユリは朝鮮半島や中国の遼寧省南東部に分布する野生種です。
主に朝鮮半島中北部の、標高100~1400mの石灰岩地帯に
多く自生しています。
和名の”コマユリ”は、”高麗百合”の発音です。
■コマユリの特徴
5月の終わり以降、茶褐色の斑点のある鮮やかな橙色の花を
3~4輪、斜め下向きに咲かせます。
強く反り返って手毬型になる花びらには、茶褐色の斑点があります。
においはあまり良くありません。
草丈は60~80cmで、葉は披針形で、長さ4~8cm、幅0.5~1cmです。
球根は白色で、やや縦長の卵球形をしていて、直径3~4cm程度です。
水はけの良い土壌で、十分な日当たりを確保すれば
野生種としては育てやすく、分球や木子、実生でもよく繁殖しますが、
球根が腐りやすいのが難点です。
■コマユリの変種
黄花の変種に、ルテウムがあります。
キバナコマユリは、キバナコマユリとも呼ばれています。
ルテウムは、花弁の色は黄色ですが、斑点は基本種同様
茶褐色をしています。