ユリ 球根の選び方
ユリの球根は、園芸店や山野草を扱う種苗会社などの店頭で購入したり、
通信販売でも購入することができます。
店頭と通販での、良い球根の選び方をご紹介します。
ユリの販売期間は、9月から翌年1月くらいですが、
植え付け適期を考えると、9月下旬から11月までに購入すると良いでしょう。
■ユリ 球根の選び方
◎ユリを店頭で購入する場合
店頭で購入する場合は、実際に現物を見て持って買える利点があります。
下記のような球根を選びます。
・球根が大きく、見た目より重いもの。
球根の大きさが花の数や大きさを反映するためです。
・鱗片に隙間がなく締まっていて、傷やしおれた部分や斑点がないもの。
・球根の下の部分に根(下根)がついていても構いません。
下根がついていたら、切り取らずにそのまま植え付けます。
ユリの球根を侵す病気は、下根の付け根付近から侵入することが多いため、
鱗片がしっかり締まってること、下根が既に発達していることは、
良い球根を見分ける重要なポイントになります。
植え替えのために掘り上げた球根には、球根腐敗病などの、
病気がついていることがあるため、必ず消毒してから植え付けます。
球根は、まず水で洗ってから、
チウラム・チオファネートメチル水和剤の200倍液に入れ、
30分間つけてから、風通しのよい日陰で乾かします。
店頭で購入した球根でも、心配な場合は、
消毒をしてから植え付けると良いでしょう。
◎ユリを通信販売で購入する場合
インターネットなどの通信販売でも、球根は購入できます。
通信販売では、実物を見て購入できませんが、
楽天などの場合は、品質の悪いものを販売すると、
購入者レビューで評価が極端に下がるため、
また、管理人の経験上、良心的な業者が多いと感じます。
通信販売の場合、一般には出回っていない、
品種のユリの球根も購入できるといったメリットもあります。
◎球根を購入したら
ユリの球根は乾燥に弱く、乾燥させると品質が低下するため、
球根を購入したら、できるだけ早く植え付けます。
すぐに植え付けられない場合は、
ビニール袋に湿らせたピートモスやバーミキュライト、おがくずなどと、
一緒に入れ、しっかりと密封しておきます。
水分量の目安は、ピートモスなどを強く握って、
指の間からわずかに水が滲み出る程度が最適です。