ユリの香りの香水
ユリは凛とした姿がとても美しく、園芸を趣味とする人にも、
生け花やアレンジなどを趣味とする人にも、とても人気があります
ユリは見た目の美しさだけではなく、芳しい香りも特徴的です。
品種によって、ゴージャスな香り、清楚な香り、少しスパイシーで爽やかな香りなど、
実は香りの種類にも幅があります。
見た目も香りも華やかなため、香水の題材にされることも多いのがユリです。
同じユリの香りを含んだ香水でも、メーカーやシリーズによって、
その印象はガラリと変わります。
ユリの香りの香水には、どのようなものがあるのでしょうか。
ユリの香りを含んだ香水の中でも、とくにお勧めのものをご紹介します。
■ユリの香りの香水
◎サンタール・エ・ボーテ フレンチクラシックシリーズ リリーガーデニア
サンタール・エ・ボーテは、南フランスで香水などを作っている会社です。
こちらの香水は、シンプルな中に華やかさもある素敵な香りです。
同シリーズにはリリーガーデニアの他に、
コットンリネンとホワイトティーがあります。
いずれも爽やかで優しい香りで、シンプルでとても使いやすく、
香水としての華やかさも持ち合わせています。
その中でもリリーガーデニアは、
ふんわりと広がるフローラルな香りが、女性らしさを演出してくれます。
同じシリーズからは、液状のフレグランス以外にも、
練り香水やリネンウォーター、ハンドクリームなどもあります。
◎L’Aromarine(アロマリン)フレグランスミニオードトワレ フルール・ブランシェ
アロマリン社は、1979年にパリに設立された香水メーカーです。
香りが素晴らしいことはもちろん、フランスならではの、
クラシックな雰囲気のあるボトルなど、デザイン性にも富んでいます。
そのデザイン性やファッション性などが、
流行に敏感でお洒落なパリやニューヨークの人たちの間で人気が高まりました。
フルール・ブランシェは、ユリの華やかなフローラルな香りの中に、
ジャスミンのような甘さを含んでいる香水です。
ボトルデザインもエキゾチックなので、
そのまま飾ってもインテリアを引き立てます。
◎サンタマリアノヴェッラ リリーウォーター
こちらは、香水というよりはボディーウォーターのようなものです。
入浴後やスポーツで汗をかいた後などに、化粧水の要領で体に塗布します。
ほのかなユリの香りが特徴で、全身に使えるため、
香りの柔らかい香水の代わりにも使えます。
香水よりも香りが薄いので、使用料が少ないと、香りがあまり広がりません。
全身にたっぷり使うと良いでしょう。
肌をさっぱりさせる効果が高いので、オイリースキンの方に特におすすめです。
◎テュエリーミュグレー リリーエンジェル
2005年に販売された香水ですが、いまも人気のある商品です。
カルティエやクリスチャンディオールの香水も手掛けている、
調香師の方が携わっていて、複雑かつ素晴らしい香りが特徴です。
香水は、つけた瞬間に香るトップ、
2時間後のミドル、半日後のラストと、香りが変化します。
リリーエンジェルも、トップはリリー、ベルガモット、ジャスミンのような香り、
ミドルはハニーやレッドベリーのような甘くポップな香り、
ラストはバニラやチョコなどの濃厚な甘い香りに変化します。
本格的な香水なので、値段はちょっとお高いですが、
1本は持っていて損のない香りを楽しめます。
ボトルのデザインも素敵なので、ぜひ見える場所に置いてほしい香水です。
◎CⅡ(シーツー) Anfelica
フロリダ発のCⅡ(シーツー)という香水ブランドがあります。
5種類のフレグランスがある中で、Anfelicaという香水には、
ユリ・ワイルドローズ・パッションフルーツの香りが含まれているそうです。
ユリの華やかなフローラルな香りと、ワイルドローズのふくよかな香り、
それからパッションフルーツのフレッシュな香りがうまく混ざりあっています。
こちらのシリーズは、Anfelica以外にも4種類のフレグランスがあります。
どれも素敵な香りなので、ぜひセットで揃えて、気分で香りを変えてみてください。
肌や髪はもちろん、お部屋の香りとして空間にスプレーするのもお勧めです。
こちらはユリの中でも、カサブランカの香りを使用した香水です。
独自製法で作られたエッセンシャルオイルをふんだんに使っているので、
カサブランカの高貴な香りが広がります。
高級フレグランスなので、トップ・ミドル・ラストによって、香りが異なります。
最初のトップはレモン、ローズクリスタル、ネロリという爽やかな香りが広がり、
ミドルではカサブランカ、ウォーターオーキッド、イランイランという、
媚薬にも似た魅惑的な香りが広がります。
最後にはクローブ、バニラ、ムスクといった甘くとろけるような香りが広がるため、
つけている本人もうっとりとした気分になれそうです。
お値段は高めですが、特別な日の特別な香りとして、あなたを引き立たせてくれます。
■参考
・カサブランカの育て方
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・テッポウユリの育て方
・カノコユリの育て方
・ユリ 植え替えは?