ユリ 育て方

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ユリ栽培 9月|鱗片繁殖の適期

読了までの目安時間:約 5分
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takasagoyuri
タカサゴユリ

 

新テッポウユリを除き、ユリの花の多くが開花期を終えます。
しかし、土の中では球根が充実してきています。

また、タネから栽培したものは開花期が遅いので、
9月頃から咲き始め、寒くなるまで咲いています。

 

また、9月は鱗片繁殖の適期です。
開花まで2~3年と時間はかかりますが、
一度に大量に繁殖できます。

 

■庭植え ユリの育て方 9月

 

・栽培管理
花が終わると管理がおろそかになりがちですが、
9月は球根が肥大・充実する大切な時期です。

特に病害虫に対してはには注意します。

 

・水やり
特にに必要ありません。

 

・肥料
必要ありません。

ただし、球根の植え付け・植え替えの際には、
元肥を与えます。

 

・病害虫
栽培管理で述べたように、病害虫に侵されると
球根の肥大・充実が妨げられ、来年の生育に差し障ります。

アブラムシはまだまだ発生するので、
防除を怠らないようにします。

また、気温が下がると葉枯れ病が発生しやすくなります。

 

・球根の植え付け
種苗店やホームセンターなどで、
球根が売られ始める時期です。

9月末くらいから植え付けられますが、
最適な植え付け時期は10月です。 

 

・球根の植え替え
9月の末から11月まで、植え替えができますが、
最適な植え替え時期は10月です。

 

teppoyuri
テッポウユリ

 

■鉢・プランター植え ユリの育て方 9月

 

・水やり
鉢土の表面が白く乾いたらたっぷり与えます。

 

・肥料
追肥は必要ありません。
ただし、球根の植え付け・植え替えの際には、
元肥を与えます。

 

・置き場所
風通しの良い、明るい場所を置いて管理します。

 

・病害虫
庭植えと同様です。

 

・球根の植え付け
庭植え同様、9月末くらいから植え付けられますが、
最適な植え付け時期は10月です。

 

・球根の植え替え
庭植え同様、9月の末から11月まで、植え替えができますが、
最適な植え替え時期は10月です。

 

・採種
採取用にさく果(子房)を残しておいた場合、
タネの成熟の早いヒメユリやヒメサユリなどは、
9月下旬ごろには熟します。

さく果が茶色くなったら摘み取って乾燥させます。
やがてタネが自然に落ちるため、拾い集めて保存します。

 

rinpen-2
鱗片を剥がしたところ

 

■鱗片繁殖の方法

ユリの球根は、たくさんの鱗片が集まった、
鱗茎と呼ばれるものです。

この鱗片を用いて繁殖させる方法を、
鱗片繁殖といいます。

 

9月は鱗片繁殖の適期です。
大多数のユリで、鱗片繁殖ができます。

十分に肥大した、ウイルス病に汚染されていない球根を掘り上げます。
球根をきれいに洗い、鱗片をはずしますが、
一番外側と、中心の部分は除きます。

 

チウラム・チオファネートメチル水和剤で消毒し、
湿らせたバーミキュライトなどの挿し木用土に、
鱗片の半分ぐらいが土に入るように挿します。
このとき、鱗片の切口が下になるようにします。

 

rinpen-1
鱗片を挿したところ

 

鱗片の間隔は、3~5cmくらいとりましょう。
平鉢を使うのが一般的ですが、ビニール袋などでも大丈夫です。

 

密閉して半日陰の場所においておきます。
温度は20℃前後が最適です。
用土の表面が乾いたら水やりします。

 

2~3ヶ月くらいたつと、鱗片の切り口に
小さな球根が形成されます。

春になると、この小球根から葉が出てくるので、
1個1個別々にはずして植え付けます。

 

鱗片繁殖では、開花までに2~3年と時間はかかりますが、
比較的簡単に親株と同じものを大量に増やすことができます。

 

■参考
・カサブランカの育て方
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像

 

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ユリ栽培 12か月

ユリ栽培 8月|水切れと暑さに気をつけて 

読了までの目安時間:約 4分
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kanokoyuri (1)
咲く姿がイタズラな天使のようなカノコユリ

 

8月は、暑さが厳しくなりますが、
これから咲き始めるユリの品種もあります。

 

地域によって少し開花がずれますが、
オニユリやコオニユリ、カノコユリ、タカサゴユリ、
下旬には、シンテッポウユリが咲き始めます。

 

土の中では、来年の花のために、
球根を肥大、充実させ続けています。

 

猛暑が続く季節ですが、
できるだけユリにとって過ごしやすい環境を整え、
来年の元気な開花に備えましょう。

 

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鮮やかなオレンジのオニユリ

 

■庭植え ユリの育て方 8月

・栽培管理
日当たりを好む品種でも、
真夏の直射日光に弱いユリには、
寒冷紗やスダレなどで遮光してあげましょう。

咲き終わったユリの花がらは、子房ごと手で折り取ります。

 

花がら摘みをすることにより、病気を防いだり、
種子が結実して株が消耗することを防ぎ、
養分を球根の肥大に向けるようにします。

 

ウイルス病の伝染を防ぐため、
ハサミを使わず、手で折り取りましょう。

摘み取った花がらは、庭の中に放置せず、
可燃ごみなどで処分しましょう。

 

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反り返る花弁がかわいいコオニユリ

 

・水やり
晴天が続き、乾燥し過ぎているとき以外は、
特に水やりは必要ありません。

水やりをするときは、
気温がまだ上がっていない早朝に行います。

 

1株あたりバケツ1杯=10リットルくらいを目安に、
たっぷりと水やりを行います。

株元を稲わらや腐葉土などでマルチングすると、
乾燥防止になるほか、地温上昇を防ぎ、
土のはね返りによる病気の予防にもなります。

 

・肥料
温度が高いときの施肥は有害なこともあるので、
追肥は施しません。
花後のお礼肥も、7月中旬までには済ませます。

今年のユリへの施肥は、もう必要ありません。

 

・病害虫
この時期、茎の地表近くに、
おがくず状のものが観察されることがありますが、
これはコウモリガの幼虫が潜んでいる証拠です。

 

コウモリガの幼虫は、茎の中に潜んでいるため、
薬剤による防除は非常に難しいです。
針金などを茎に差し込んで、幼虫を退治します。

 

株の周囲に雑草が繁茂していると、
風通しも悪くなり、病気が発生しやすくなります。
こまめに除草をしましょう。

 

takasagoyuri
上品な姿のタカサゴユリ

 

■鉢・プランター植え ユリの育て方 8月

・水やり
鉢土の表面が乾燥したら、たっぷり与えます。

気温が高く、乾燥しやすい時期なので、
朝夕2回水やりをしたほうが良いでしょう。

 

・肥料
8月中旬まで、2週間に1回、
液体肥料を水やり替わりに与えます。

錠剤タイプの緩効性肥料を施している場合は、
3ヶ月に1回、7号鉢に3粒を目安に施します。

 

・置き場所と暑さ対策
7月同様、暑さ対策をした置き場所を心がけます。

 

・病害虫
庭植え(このページの上方)と同様です。

 

■参考
・カサブランカの育て方
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像

 

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