ユリ 植えたまま

ユリ 植え替え, 植えたまま

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賑やかに咲くテッポウユリ

 

 

ユリは庭植えでも鉢植えでも、とても人気のある花です。
育てたユリが咲いているのを見るのも嬉しいですし、
切り花として飾るのも楽しいです。

 

育てても花が咲いても、眺めているだけでも癒されるユリですが、
球根植物なので、地下には球根があります。

 

球根植物を育てる時に気になるのが、やはり掘り上げるかどうかです。
ユリの場合、植えたままでも良いのでしょうか。

 

 

[ユリ 植えたまま]

 

 

■ユリは何年植えたままでも良い?

 

ユリを育てる時、掘り上げ・植え替えを行うかどうかは、
生育が悪くなっていないかどうかによります。

 

ただ、栽培している環境によっては、
植えっぱなしでは栽培が難しい場合もあるので、
育てているユリの栽培環境によって、対応を変える必要があります。

 

・庭植えの場合
庭植えにしている場合は、毎年掘り上げる必要はありません。
ただ、ユリの球根は意外と子株が増えやすいため、何年も放っておくと、
一か所で球根が込み合い、生育スペースが十分にとれないため、
生育が悪くなることがあります。

 

だいたい2年~5年に1回掘り上げるようにすると、
球根が込み合って生育が悪くなるのを防ぐことができます。

 

また、ユリは自分で忌避成分を分泌するため、
数年同じ場所で育てると、株が込んでいないのに生育不良になることがあります。

 

なんとなく生育が悪くなってきたなと思ったら、
掘り上げて植え替えるようにするのがお勧めです。

 

 

スカシユリ系のユリは育てやすいです

 

 

・鉢植えの場合
鉢植えの場合は、庭植えとは少し勝手が違います。
庭植えに比べると、鉢植えはどうしてもスペースが狭くなります。

 

かといって、小さな球根を大きすぎる鉢に植えると、
今度は栽培中に過湿になり、枯れてしまうことがあります。

 

球根のサイズに合った鉢に植え付けることが前提となるため、
どうしても同じ鉢で2年目以降の株を育てるのが難しくなります。

 

鉢植えにしているユリの場合は、1~2年で植え替えると覚えておきましょう。
株の様子がどうであったかに関わらず、毎年鉢から掘り出し、
新しい土を使って植え付けるようにします。

 

植え替えの時に、子株がたくさんできているようであれば、
鉢の大きさに合わせて植え付ける株数を増減します。

 

毎年土を入れ替え、株の数も調整することで、
ユリが育ちやすい環境を作ることができます。

 

 

購入したカサブランカの球根

 

 

育ったユリの根は、このようになっています

 

 

■掘り上げ・植え替えの時の注意点

 

何年も掘り上げない庭植えの場合も、
毎年掘り上げる鉢植えの場合も、注意点は共通しています。
注意点を覚えておけば、どちらの環境であっても手入れしやすくなります。

 

・乾燥させない
球根植物の多くは、地下から地上に出た時に、
乾燥から身を守るために、皮がついています。

 

ところがユリの球根は、その皮がありません。
そのため乾燥に弱く、乾燥させてしまうと発芽や発根が難しくなります。

 

掘り上げ後は、できるだけ乾燥させずに、早めに植え付けるようにします。
どうしてもすぐに植え付けられない場合は、
湿らせたおがくずやピートモスに包んだ状態でビニール袋に入れ、
冷暗所に保管しておくようにすると、保存が効きます。

 

・消毒をする
ユリはとても病気にかかりやすい植物です。
掘り上げた球根をそのまま植え付けることも可能ですが、
できれば消毒をしておいた方が安心です。

 

掘り上げて土を落とし、上根と茎を取り除いた球根を、
ベンレート水和剤の希釈液に15分~30分ほど浸けてから植え付けをします。
これだけでも病気にかかる確率が全然違うので、ぜひ試してみてください。

 

 

タカサゴユリも雰囲気がありますね

 

 

・植え場所(土)を変える
ユリは生育阻害物質を自分で出してしまうため、
植え替えを行う時は、できれば別の場所を選ぶようにします。

 

鉢植えの場合は、鉢土をすべて交換することで、
別の場所に移動させたのと同じ効果があります。

 

この時に使う土は、できれば古土ではなく、
新しい培養土や自作の配合土などを使うのがお勧めです。

 

もしどうしても古土を使う場合は、
熱消毒をしっかりと行い、再生土として利用しましょう。
別の場所や土を交換することで、病気予防にもなるので覚えておきましょう。

 

■参考
・カサブランカの育て方
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・テッポウユリの育て方
・カノコユリの育て方
・ユリ 植え替えは?

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