アステリアン

2017年11月3日ユリ 品種

スポンサードリンク

ユリにも色々な種類があります。
切り花としても、庭で育てる花としても人気が高いのが、カサブランカです。

 

カサブランカと似た花を咲かせるのが、アステリアンです。
比較的新しい品種で、美しい花を咲かせる品種として注目されています。

 

このアステリアンという品種には、どのような特徴があるのでしょうか。
また、カサブランカとの違いはあるのでしょうか。

 

 

アステリアン C)nakamura noen

 

 

■アステリアンの外見

 

アステリアンは、家庭で栽培するために球根の販売もされていますが、
切り花として農家で育てられることもあります。

 

そんなアステリアンの外見には、どのような特徴があるのでしょうか。

 

・丈夫で長い茎
アステリアンの茎は比較的長く、しかも硬めで丈夫です。
花が大きい分重みもありますが、茎がとてもしっかりとしているため、
花の重みによって倒れたり折れたりすることがありません。

 

硬くて丈夫なので、切り花として花瓶に飾ったり、
アレンジメントに使ったりしやすい特徴があります。

 

・花は上向き
ユリは意外と下向きに花を咲かせるものが多いですが、
アステリアンは上向きに花が咲きます。

 

そのため、華やかさのある花形がよく見え、さらに華やかさが加わります。
背丈は高いので、庭で育てる場合は上向きに咲いても、
それほど豪華に見えない場合がありますが、
アレンジメントに使う時には、上向きの花は非常に便利です。

 

・真っ白な花弁
アステリアンの花は真っ白で、カサブランカととてもよく似ています。
同じように、ポストカサブランカとして人気のある「シベリア」という品種も、
真っ白な花弁を持っています。

 

カノコユリやオニユリなどの品種は、スポットと呼ばれる斑点が花弁に入りますが、
アステリアンはカサブランカと同じように、スポットが入りません。

 

そのため、アステリアンは一点のシミもない、
美しい花色と花弁を堪能できる品種となっています。

 

 

シベリア C)花材通販はなどんやアソシエ

 

 

■カサブランカ、シベリアとの違い

 

アステリアンは、カサブランカとよく似た品種です。
それもそのはずで、同じくカサブランカとよく似た品種であるアステリアンを、
親に交配されたのが、アステリアンなのです。

>>カサブランカの育て方

 

アステリアンには、カサブランカとシベリアとの違いが、何かあるのでしょうか。

 

・花の大きさと花の向き
カサブランカとの違いで最も分かりやすいのが、花の大きさです。
カサブランカもシベリアもアステリアンも、茎が丈夫で背丈も高くなりますが、
最も大きな花が咲くのがカサブランカです。

 

蕾の状態で3品種を並べると、シベリアとアステリアンは区別がつきにくいですが、
カサブランカは蕾の幅も広く大きいので、すぐに見分けることができます。

 

また、カサブランカは花を横向きからやや下向きにつけるのが特徴です。
シベリアもアステリアンも、上向きに花を咲かせるため、
その点で見分けることができます。

 

 

アステリアン

 

 

・花弁の縁
シベリアとアステリアンは、親子関係ということもあり、非常によく似ています。
見分けやすい点といえば、花弁の縁のフリルの入り方くらいです。

 

シベリアも花弁の縁にゆるいフリルが入ることがありますが、
アステリアンはさらにフリルが入りやすい品種です。

 

開花するまでは見分けがつかないことも多いですが、
開花した時の花弁のフリルの差によって、見分けられることがあります。

 

ただ、フリルは個体差があるため、
フリルが強く出るシベリアと、弱く出たアステリアンでは、
見分けがつかないこともあります。

スポンサードリンク