カサブランカ 冬越しの方法
カサブランカは、カノコユリとサクユリなどを、
交配して作られた園芸種で、
径20cm以上になる純白の大輪の花は、
ユリの女王ともいわれています。
■カサブランカ 冬越しの方法
1.庭植えのカサブランカの冬越し方法
カサブランカは寒さには強いですが、
乾燥には弱いです。
11月になったら、
冬の乾燥で土や球根が乾いてしまうのを防ぐため、
土の表面を稲わらや腐葉土などで覆います。
マルチングにより、
霜柱が立つのを防ぐ効果も期待できます。
冬の間は、乾燥が続くようでしたら、
球根が乾いてしまわないよう、
時々水やりをしてあげましょう。
庭植えの場合は、北海道でも冬を越せます。
球根は、地中のある程度深いところにあり、
土の上には腐葉土などが積もっていて保温効果があります。
庭植えの場合は地温もあるため、
北海道でもなかなか球根が凍ることはないのです。
2.鉢植えのカサブランカの冬越し方法
鉢植えのカサブランカは、
冬になる前に毎年植え替えを行います。
1年間栽培すると、土が劣化したり、
鉢の中が根でいっぱいになったりします。
花後の10月~11月に植え替えを行います。
カサブランカは寒さには強いとはいえ、
寒冷地では、凍結に注意します。
しかし、鉢は土が限られているため、
気温の影響を受けやすくなります。
それでは屋内で育てた方がいいのかと言いますと、
ユリの花は低温に合わないとうまく開花しないため、
寒さにさらす必要があります。
◎鉢植えの防寒対策
お勧めなのは、二重鉢にしたり、
鉢ごと土に埋めてしまったりする方法です。
二重鉢とは、文字通り鉢を二重にする事です。
まず、ユリを植え付けている鉢より、
二回りほど大きい鉢を準備し、底に赤玉土を敷きます。
そこにユリを植え付けている鉢を入れ、
隙間も赤玉土で埋めます。
鉢の表面を腐葉土などで厚く覆って、防寒します。
鉢ごと土に埋めてしまう方法は、埋める事により
庭植えと同じような状態にし、保温するという理屈です。
鉢は、縁までしっかりと埋め、やはり表面を
腐葉土などで厚く覆うと安心です。
また、発泡スチロールの箱に入れたり、
プチプチなど梱包材で鉢を巻くのも効果的です。
■参考
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・カサブランカ 花を咲かせるには?
・カサブランカ 花が終わったら
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像