ユリ 育て方

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ヒメサユリの育て方

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甘く良い香りがします

 

ヒメサユリは日本の固有種で、
東北地方南部から新潟県の山地から、
亜高山帯の草原に自生しています。

 

オトメユリ(乙女百合:Lilium rubellum)が実名ですが、
ヒメサユリ(姫早百合、姫小百合)の名称のほうが知られています。

球根養成栽培が行われているため、
野生ユリとしては球根の入手が容易ですが、
暑さに弱いため、高山植物と考えて栽培したほうが良いでしょう。

 

ヒメサユリの花はユリの中では開花時期が最も早いほうで、
平坦部で栽培すると、5月上旬頃から開花し始めます。

実際には自生地では標高によって5月下旬~8月に開花します。

 

ヒメサユリの茎はまっすぐか、やや斜めに伸びて、
草丈は20~50cm、葉は幅広く少し厚みがあります。

花は短い筒型で、ピンクの濃淡があります。

 

■栽培ポイント

1.夏場はできるだけ地温が上がらないように管理します
2.春の生長期~開花期までは日光によく当てます
3.9月以降は乾かし気味に管理しましょう 

 

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貴重な植物で絶滅危惧種とされています

 

■ヒメサユリの育て方

・栽培環境
暑さに弱く、自生地も山地~亜高山帯の草原のため、
高山植物の栽培環境に準じます。

 

・植え付けと元肥
10月以降に植え付けます。
植え付け前に、球根の殺菌を忘れずに行います。

植え付け場所は、あらかじめ1㎡あたり、
1握り程度の苦土石灰をまいておきます。

 

さらに、元肥として1㎡あたりバケツ1杯の腐葉土と、
100g程度の緩光性化成肥料をまき、よく耕します。

球根は、球高の約2倍程度の深さに植え付け、
植え付けたらたっぷりと水やりをします。

 

・鉢植え
鉢植えの場合、鉢は温度上昇リスクが低い素焼きの鉢を選びます。
鉢植えの場合も、球根の殺菌は忘れずに行います。

鉢底網を敷き、ゴロ土(日向土大粒)を鉢の1/3の深さまで入れ、
その上に用土を鉢縁から3~4cm下まで入れます。

 

用土は、赤玉土(中)3:赤玉土(小)3:腐葉土4の割合でよく混ぜ、
緩効性化成肥料を用土1Lあたり3~5gくらい加えて、よく混ぜておきます。

球根は、球高の約2倍程度の深さに植え付け、水やりをします。

 

暑さに弱いため、夏は二重鉢にすると良いでしょう。
二回りほど大きな鉢の底に赤玉土をいれ、中央にユリの鉢を置き、
鉢と鉢の隙間に赤玉土を詰めます。

 

・水やり
庭植えの場合は、長期間乾燥が続かない限り、
基本的に水やりは必要ありません。

鉢植えでは、土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをします。
ただし、9月中旬以降は徐々に水やりを減らして乾かし気味に管理します。

 

・追肥
春になり、芽が出たら、緩効性化成肥料を1株あたり10g程度、
株の周囲にばらまきます。
花後は、お礼肥として、同様に追肥を施します。

鉢植えの場合は、液体肥料を2週間に1度、
9月まで水やりがわりに施します。

 

・植え替え
ヒメユリの植え替えも、10月が適期です。
庭植えは数年おき、鉢植えは毎年植え替えます。

茎葉が枯れてから、球根を掘り上げます。

 

古い茎は引っ張りながら取り、球根についている古い用土を洗い流します。
下根はつけたままにしておきますが、傷んでいるものは取り除きます。

球根がきれいになったら、殺菌をしてから植え付けます。

 

連作障害を起こしやすいため、鉢植えの場合は必ず新しい用土を使用します。

ユリの球根は乾燥に弱いため、手早く作業を行います。

ヒメサユリの球根はほとんど分球する事もなく、木子も付きません。

 

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花言葉は、「純潔」「飾らぬ美」「私の心の姿」

 

■植え付け後の管理

乾燥を防ぐため、庭植えも鉢植えも、
マルチングをしてあげるとよいでしょう。

鉢植えの場合は、十分日に当てて管理します。

 

土の跳ね返りで病気になりやすいため、
梅雨時は軒下などに移動しましょう。

 

■花後の管理

花が咲き終わった後の花がらは、子房の下から手で折り取ります。
花がらを摘むことにより、種子が結実して、
球根の生長が妨げされるのを防ぎます。

 

花がらを摘む際は、ハサミなどの器具を使用すると、
ウイルスを伝染させてしまうことがあるので、必ず手で折り取ります。

 

花後は明るい半日陰に移し、
夏場はできるだけ鉢の温度が上がらないように気をつけます。

 

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