ユリ 育て方

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ユリ 球根と根の構造

読了までの目安時間:約 3分

 

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スカシユリは丈夫で育てやすいです

まず、ユリの茎の伸長の仕方は2つに分類されます。

球根からまっすぐ上にのびる種類と、
地中に横に伸びた後に茎立ちし、
地中の節に小さな球根を形成する地下茎を作るタイプの2つです。

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販売されている球根

■球根

ユリの球根は、短縮して扁平になった底盤と呼ばれる茎に、
鱗片がうろこ状に重なり合っています。

鱗片は、葉が養分を蓄えるために変化したもので、
球根の内部にできた新しい鱗片が、古い鱗片を
外側へ押しやるような形で、球根が肥大していきます。

ユリの球根はこのようにしてできるため、
チューリップなどのように外皮がなく、
乾燥に弱いです。

そのため、ユリの球根は乾燥しないように
湿った砂やおがくず、もみがら、バーミキュライトなどの中に
保存して販売されています。

また、家庭では、植え替えのために掘り上げた球根は、
乾燥しないよう出来るだけ早く植え付けることが大切です。

すぐに植えつけられない場合は、ビニール袋に湿らせたピートモスや
バーミキュライト、おがくずなどと一緒に入れ、しっかりと密封しておきます。

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球根と根の構造

ユリの球根の形もまた様々で、球形、扁球形、卵形、円錐形など
品種によって特有の形になります。

球根の色も、白色、乳白色、黄白色、桃紫色、紫褐色など、
品種によって様々です。

重さも、数グラムのヒメユリから、数百グラムにもなる
トランペット形のユリまで様々です。

■根

ユリの根には2種類あります。
1つは、球根の下に生える下根で、
2つめは植え付け後に地下部の茎から生える上根です。

上根は茎が伸びるのに伴って旺盛に発生して、
養分や水分を吸収しますが、
秋になり地上部が枯れると一緒に枯れてしまいます。

下根は水分や養分の吸収のためというよりは、
むしろ地上部を支える役割を果たしています。
下根は温度条件が適当ならば、常に生長します。

ユリの多くは上根ができますが、
一部の品種には上根が発生しないものもあります。

鉢植えのユリも庭植えのユリも、数年おきに植え替えが必要です。
植え替えのため球根を掘り上げた際、下根はそのままにしておきますが、
上根は茎とともに取り除いて植え付けます。

 

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ユリ 球根と根の構造

ユリ 花と葉の構造

読了までの目安時間:約 4分

 

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■花の構造

ユリの花は、茎の先端につく頂生です。
花の咲き方は、1輪だけ咲く単生か、
下から上へ、あるいは周りから中心部へ咲いてゆく
総状花序(そうじょうかじょ)です。

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ユリの構造

ユリの花には、6枚の花弁があるように見えます。
よく見ると、外側の3枚と、内側の3枚に分かれていますが、
実は、外側の3枚はがく片で、外花被と呼びます。

内側の3枚が本当の花片で、内花被と呼びます。
外花被、内花被それぞれの基に1本ずつ、計6本の雄しべがついています。

雌しべの先の柱頭は3つに分かれ粘り気があり花粉がつきやすい状態です。
雌しべに奥の太い部分は子房でタネができるところです。
雄しべの先には、花糸に対してT字状につきます。

花形は、花被片が強く外側に反り返るものと、あまり反り返らないものがありますが、
主に次の5タイプに分けられます。

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テッポウユリ、形が良いですね

・トランペット型
筒状で、花被片があまり反り返らないため、
ちょうどトランペットのような花形をしています。
テッポウユリなどが代表的な品種です。

・扁平形
花被片があまり反り返らず、全体的に扁平な花形です。
ヤマユリなどが代表的な品種です。

・漏斗形
漏斗のような形をしています。
ササユリなどが代表的な品種です。

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スカシユリの黄色もきれいです

・盃形
上向きに咲き、花被片があまり反り返らず、盃の様な形をしています。
スカシユリなどが代表的な品種です。

・手鞠形
花被片が強く外側に反り返り、くるりと丸まっている姿が
手鞠に形容されます。
カノコユリなどが代表的な品種です。

また、ヤマユリやカノコユリのように、花被片の基部に突起や斑点のある品種と、
テッポウユリやササユリのように花被片の表面が滑らかな品種があります。

◎ユリの花色
ユリの花色は、色素によって大きく3パターンに分類されます。
アントシアニン色素によるピンク~紫赤色、
カロテノイド色素による黄色~桃赤色、
フラボノイド色素による白色などです。

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葉の数が多いコオニユリ

■葉の形

ユリの葉も、種類によって千差万別です。

葉の形は、非常に細い線形から、笹のような形のもの、卵形など様々です。
長さも、3~4cmしかないヒメユリから、20cm以上もある
ヤマユリまで、種類によって大きな差があります。

葉の数も、ササユリやヒメサユリは10~15枚にしかなりませんが、
オニユリやコオニユリは200枚以上にもなります。

茎への葉のつき方は、大きく3つに分類されます。
茎に螺旋状につく旋生、交互につく互生、
茎の一つの節に葉が三枚以上つく輪生の3つです。

 

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ユリ 花の構造

ユリ栽培 10月|鉢植え 球根の植え付け植え替え

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テッポウユリ

■鉢植え 球根の植え付け植え替え

ユリの球根は10月から11月に植え付け、植え替えるのが適期です。

ユリの球根を植える鉢は、大きめの深鉢8~10号くらいで、
素焼き、プラスチックの鉢が適しています。
化粧鉢は通気性が悪いので適していません。

ユリは草丈が高くなり、倒れやすくなってしまいますので、
重い鉢を使うか、鉢底石を多めに入れると安定します。

◎植え付け
ユリは、根がよく張るため、大きめの容器に植え付けます。
1球植えの場合、小さな球根では5号以上、大きな球根では
7号以上が目安です。

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テッポウユリ3球とスカシユリ2種を2球ずつ植えます。
鉢は、8号と7号です。

用土は、水はけの良いものを用意します。
園芸用の用土でもかまいませんが、
自分で用意する場合は、
赤玉土(中)3:赤玉土(小)3:腐葉土4くらいの割合で混合し、
これに、用土1Lあたり3~5gの緩効性化成肥料を混ぜます。

鉢底網と鉢底石をしき、用土を鉢縁から3~4cm下まで入れます。
球根の高さの2~3倍の深さに植え付けます。

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球根の根を傷つけないようそっと広げ、芽が出ていたら向きをそろえます。

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上から入れる用土には緩効性肥料を入れると上根がよく育ち良い花が咲きます。
鉢をふるったりトントンと詰めないようにして、用土を入れると土に酸素が多く保たれます。

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さらに用土を入れ、水をたっぷりあげてできあがりです。
乾燥しやすい地域では、腐葉土を浅く敷くと良いです。
ユリの名前を記した札を立てておくと便利です。

◎植え替え
鉢やプランターで栽培していると、土が劣化したり、
根が張っていっぱいになってしまうので、毎年植え替えを行います。

植え替えは、11月中旬までには終えましょう。

鉢やプランターを抜くと、根が張っているので、
根を傷めないよう慎重に根をほぐします。

消毒したハサミで、茎と上根を切り取ります。
下根は、枯れているもののみ、取り除きます。
分球している場合は、手で分けます。

・消毒
掘り上げた球根は、球根腐敗病などの病気がついていることがあるため、
消毒してから植え付けた方が良いでしょう。

球根を水で洗ってから、ベンレート500倍溶液の500倍液などに入れ、
30分間つけてから、風通しのよい日陰で乾かします。

その後の植え付け方は、球根の植え付けと同様ですが、
容器は、今までものより一回り大きなものが良いでしょう。

ユリの球根は乾燥に弱いため、掘り上げたらすぐに植え替えますが、
1週間程度なら、ポリ袋などに入れて冷暗所で保管できます。

・水やり
鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
ユリの球根は乾燥に弱いため、乾燥防止のために、
表面を腐葉土や水ゴケなどで覆っても良いでしょう。

暖地で庭がある場合は、風通しがよく、半日陰の場所に鉢の縁まで埋め込んでおくと、
水やりの手間が省けます。そのまま春までおきます。

・置き場所
風通しと日当りの良い場所におきます。
上記の通り、庭がある場合は半日陰の場所に埋め込んでも良いでしょう

 

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ユリ栽培 12か月

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