ユリ 育て方

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エゾスカシユリとは?

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エゾスカシユリは花を上向きに咲かせます

 

エゾスカシユリは、北海道や青森県北部、シベリア、
サハリン、中国北東部などに自生している百合です。

つぼみや葉が綿毛に覆われていることから
”毛百合”とも呼ばれます。

■エゾスカシユリの外見

エゾスカシユリの花は直径10cmほどの平たい形で、
橙色地に黒紫系の小さな斑があります。

花色は、黄味の強いものから朱色の濃いものまで幅広く、
花びら(花被片)の幅も個体での差が大きいです。

花弁は6枚で、花弁の根元部分が細くなっていて隙間があります。
和名にある”スカシ”は、このことによっています。

エゾスカシユリの茎は垂直に伸び、草丈は50~100cm、
一般的に1株に4~5輪を散らした感じに咲かせます。

エゾスカシユリはスカシユリの近縁種ですが、
大部分のユリと同様、横向きに咲くスカシユリに対し、
エゾスカシユリは花を上向きに咲かせることが大きな特徴です。

葉は、披針形(平たく細長く、先がとがり、基部がやや広い形)
の葉がたくさん互い違いに生える”互生”です。

球根は白色で、くびれがある小さめの鱗片でできています。
小球は地下茎を伸ばしますが、大球は直立して生育するのが特徴です。
アイヌでは、食用に供していました。

 

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群生地が少なくなってきました

 

■エゾスカシユリの特徴

エゾスカシユリは、北海道では海岸線の開けた砂丘地に多く見られ、
開花期の6月下旬~7月上旬には、エゾキスゲやハマナスなどと共に、
群生する姿が見られます。

日当たりを好むため、樹木が茂るとユリの群落が衰えます。
そのため、自生地の中では群落を守るため、
野焼きをしている地域もあるそうです。

青森県北端が自生の南限で、寒地に適応しているため、
暖地では株を維持することが難しいです。

 

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ヒメエゾスカシユリ

 

■エゾスカシユリの変種

エゾスカシユリは個体差が大きいユリで、同じ群落の中でも、
花色の濃淡や花びらの幅、開く角度などさまざまです。

ただし、中国産のエゾスカシユリは、綿毛が少なく、
赤みの強い花が多いという傾向はあります。

変種としては、ヒメエゾスカシユリが知られています。
草丈10~20cmにしかならない高山型のわい性種で、
戦前に択捉島で採集されました。

 

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ユリ 品種

スカシユリとは?

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スカシユリの変種=イワユリ

 

スカシユリは、エゾスカシユリが、
南下しながら分化したと見られている、
日本固有のユリの品種です。

海岸の岩場の割れ目や崖に生育しています。
茎は太くて直立しますが、岸壁に生育するものは、
斜めか垂れ下がって生長します。

エゾスカシユリよりも花びら(花被片)が狭く、
とくに茎の基部が細くて透けて見えることが、
「透かし百合」の和名の由来とされています。

日当たりをとても好み、
野生種としては栽培しやすいユリです。

 

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スカシユリの園芸品種

 

■スカシユリの外見

茎は直立し、草丈は20~60cmくらいです。
茎の頂に、直径10cm程度の、
赤褐色の斑点を持つ橙色の花を咲かせます。

花は盆形で、先端が反り返り、
橙赤色の地に多くの褐色の斑点があります。
香りはありません。

近縁にあたるエゾスカシユリと比べ、
花柄やつぼみに綿毛がないこと、
全体にやや小型であることが特徴です。

葉は、披針形という、
平たくて細長く先のほうがとがり、
基部のほうがやや広い形です。

葉がたくさん互い違いに生える”互生”です。
葉質は厚く、艶があります。

球根は球型で、直径4~5cmで白系の色をしています。
エゾスカシユリ同様、小球は地下茎を伸ばしますが、
大球は直立して生育します。

 

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スカシユリの園芸品種

 

■スカシユリの特徴

スカシユリは、昔から栽培されていて、
現在では交配用の品種としても活用され、
園芸品種がたいへん多いです。

■スカシユリの変種

スカシユリの変種は、地域型として、
新潟県より北の日本海側に自生する種がイワユリ、
静岡県より北の太平洋側に自生する種がイワトユリと呼ばれます。

園芸的に区別しているだけで、変種ではありません。
花期が違うのは、気候の違いによるものです。

イワユリの花期は5~6月と、ユリとしては開花期が早いです。
花芽分化も早く、エゾスカシユリと同様、
秋のうちに分化が始まります。

イワトユリの花期は7~8月で、イワユリと異なり、
花芽分化は発芽後に始まります。

本来の変種として、東北から関東地方の山地に、ヤマスカシユリと
ミヤマスカシユリが見られます。

 

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クルマユリとは?

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クルマユリ 西川町志津

 

クルマユリは、中国中部からシベリア沿海州、
日本に分布する寒地性のユリです。

日本に自生するユリとしては、もっとも標高の高いところに生え、
亜高山~高山の草地などに自生しています。

ただし北に向かうにつれて低いところにも見られるようになり、
北海道では海岸近くでも自生しています。

北アルプス・白馬鑓ヶ岳の中腹にある大出原が、
クルマユリの群生地として有名です。

 

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北アルプス白馬岳

 

■クルマユリの外見

7月上旬~中旬に、直径4~5cmの、黒い斑点のある
朱赤色の花を真下に向かせて咲かせます。
つぼみも下向きで、花粉は赤褐色です。

6枚の花びらは強く反り返っていて手鞠のような形をしています。
茎の上部に3~5輪を、あるいは集めたように咲かせます。

香りはほとんどなく、草丈は70~100cmほどです。

球根は、くびれていて長方形の、
ユニークな形の鱗片でできあがっています。
鱗片はしまりが緩く、簡単に折れてはがれます。

 

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下向きに咲くのが可愛らしい

 

■クルマユリの特徴

和名のクルマユリは、葉が輪状につく「輪生」であることに由来しています。
日本に自生するユリの中では、唯一クルマユリだけが輪生葉です。

しかし輪生するのは茎の中央部の10枚ほどで、
茎の上部になると小型の葉が互い違いに生えます。

生育地域によって輪生数が異なり、高山地帯では1~2段が、
平地では3~4段が輪生します。

寒地性のユリで冷涼な気候を好むため、暖地での栽培には向きません。

鱗片は食べることができ、アイヌ語でニヨカイまたはニノオカイと呼ばれて
いましたが、現在ではほとんど食べられることはありません。

生薬としても利用されていて、茎を乾燥させたものを百合(ひゃくごう)と呼び、
咳止め、強壮、解熱、鎮静、滋養、利尿などに効果があるとされます。

 

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立山

 

■クルマユリの変種

花びらに斑点のないフナシクルマユリ、
葉の細いチシマクルマユリ、
クロバナクルマユリなどの亜種があります。

また、佐渡島の金北山などに分布し、鱗片に関節がない
サドクルマユリという変種もあります。

 

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