ただし、植え替えを行うには遅すぎます。
この時期は、すでに下根の活動が始まっており、
下根が伸長し始めています。
植え替えは、来年に持ち越しましょう。
The post ユリ栽培 12月|植え付けは、まだ間に合います first appeared on ユリ.net.
]]>
12月、ユリの球根は、寒さにあうことにより、
花を咲かす性質なので、十分に寒さに当てることが必要です。
しかし、凍らせてしまうことのないように注意しましょう。
株を植え付けた周囲を、稲わらや腐葉土などでマルチングすると、
霜や凍結などの被害を予防できます。
ユリの球根は耐寒性の高いものが多く、
凍らない限り心配はありませんが、
テッポウユリやウケユリは比較的寒さに弱いため注意します。
■庭植え ユリの育て方 12月
・栽培管理
12月に入っても園芸店では球根が売られていることがあります。
品種によっては、まだ植え付けも可能ですが、
できるだけ早めに植え付けましょう。
ただし、植え替えを行うには遅すぎます。
この時期は、すでに下根の活動が始まっており、
下根が伸長し始めています。
植え替えは、来年に持ち越しましょう。
・水やり
太平洋側では、乾燥が続く時期です。
長期間雨が降らないようなら、水やりをしましょう。
凍らないよう、暖かい日の午前中に行うのがコツです。
・肥料
追肥は必要ありません。
・病害虫
ユリにとって、ウイルス病は大敵です。
球根のほとんどが感染しているといわれていますが、
丈夫に育っていれば発病しません。
しかし、冬場の球根の状態では、乾燥しすぎると
発病しやすくなるため、乾燥しすぎないよう注意します。
■鉢・プランター植え ユリの育て方 12月
庭植え同様、球根の植え付けはまだできますが、
植え替えはできません。
・水やり
表面の土が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
屋外で管理している場合は、
暖かい日の午前中に水やりをするのがベストです。
・肥料
追肥は必要ありません。
・置き場所
風通しと日当たりの良い場所に置きますが、
暖房のついた室内には置きません。
ユリの球根は、一定期間寒さに当たることによって、
休眠から目覚め、生育を始めるためです。
ただし、鉢土が凍ってしまうと、球根や株も被害を受けてしまうため、
凍らない程度の温度が保てる場所に置きます。
◎凍結防止対策
球根を植え付けた鉢を、二回りくらい大きな鉢に入れ、
鉢の間に赤玉土などを詰めて、保温効果を持たせます。
鉢土の表面は、腐葉土やミズゴケなどで覆うと、なお良いでしょう。
また、庭がある場合は、庭に鉢を埋めてしまえば、
凍結防止と、水やりの手間が省けます。
埋める場合は、鉢の縁までしっかりと埋め、
上にも土をかけてしまいます。
さらにマルチングをすれば、なお良いでしょう。
・病害虫
庭植え同様、乾燥しすぎないよう注意します。
■参考
・カサブランカの育て方
The post ユリ栽培 12月|植え付けは、まだ間に合います first appeared on ユリ.net.
]]>The post テッポウユリの育て方 first appeared on ユリ.net.
]]>
テッポウユリ(鉄砲百合)は、リュウキュウユリとも呼ばれ、
容姿も美しく、性質が強く栽培が容易なユリです。
テッポウユリは、庭植え、鉢植えに向き、よほどの失敗がなければ毎年開花し、
分球も簡単で、初心者でも栽培できます。
■栽培ポイント
1.日当りよく管理します
2.肥料切れに注意します
3.鉢植えの場合、球根の大きさを調節します
■テッポウユリの育て方
頑健な性質なため、肥料切れと、
夏場の乾燥さえ注意すれば、毎年開花します。
・栽培環境
耐寒、耐暑性が強いため、
日当たりが良ければ場所はあまり選びません。
・植え付けと元肥
9月以降、3月頃まで植え付けられます。
植え付け場所は、前もって、苦土石灰をまいて、
酸度を整えておきます。
その後、元肥の緩効性肥料や腐葉土をまき、よく耕しておきます。
球根は、球根腐敗病の原因となる菌類(カビ)の一属である、
フザリウムなどの防除のため、
あらかじめ薬剤で殺菌しておくのが効果的です。
ユリは、球根の上から生えてくる根(上根)から、
栄養を吸収するので、深植えにします。
テッポウユリの場合は、20cm以上の深さで植え付けます。
盛り土をしても良いでしょう。
球根の入手時期が遅く、雪などのために地植えができない場合で、
袋の中に湿らせたオガクズなどが入っていて保湿できていれば、
袋ごと屋外に出し、3月中に植え付けても良いでしょう。
◎鉢植えの場合
鉢は、大きめの深鉢が適しています。
10号鉢ならば3球植えが目安です。
ユリは上根から栄養を吸収するので深い鉢が必要ですが、
テッポウユリは草丈140~200cmと高いので、
重みで鉢が倒れないように、大きめで深い鉢が必要です。
逆に、鉢に対して球根が大きすぎる場合は、球根の外側の
りん片を何枚かかき取るとよいでしょう。
鉢底ネットを敷き、ゴロ土を鉢の1/3の深さまで入れ、
その上に用土を鉢縁から3cmくらい下まで入れます。
用土は、一般的な培養土で十分です。
球根3個分の深さくらいに植え付けます。
ゴロ土の上に直接球根を配置してから用土を入れても良いでしょう。
植え終えたら、じゅうぶんに水やりをします。
テッポウユリは耐寒性が高く、
冬の寒さに十分に当てた方が花がきれいに咲きます。
・水やり
庭植えの場合は、乾燥する日が続かない場合、
水やりは必要ありません。
ただし、根が完全に乾いてしまうと再生できないため、
太平洋側の地域では、冬の乾燥に注意し、冬期間でも、
根や球根が乾燥しない程度に水やりをします。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷり水やりをします。
花後も、茎葉が枯れるまで水やりは続けます。
・追肥
根に直接肥料が接触すると肥料焼けして根が伸びなくなるため、
緩効性化成肥料は元肥としては施しません。
植え付け後、1ヶ月くらいたち、根が生えてきた頃に、
緩効性化成肥料を少量、地面にまきます。
テッポウユリは肥料を好むため、芽が出てきたら1ヶ月に1度、
同様に少量の緩効性化成肥料を施します。
ただし、過肥よりは控えめのほうが良いため、
葉の色が黄色っぽくならなければ、少な目を心がけて施します。
鉢植えは、液体肥料を2週間に1度、8月中旬まで
水やりの代わりに施します。
・植え替え
植え替えは、10月が最適です。
茎葉が枯れたら球根を掘り上げ、古い茎はねじりながら引っ張って取り、
球根の古い用土を洗い流します。
分球する場合は手で分け、下根はつけたまま、
薬剤で殺菌して植え付けます。
ユリの球根は乾燥が苦手ですから、球根をそのまま乾燥させたり、
日光に当てたりしないように注意します。
■植え付け後の管理
6月の開花の頃までは十分に光に当てましょう。
といいますのは、光が少ないとひょろひょろと育ち、
茎が倒れやすいためです。
支柱を立てて支えてあげても良いでしょう。
その場合は、根や球根を傷めないよう少しはなれた場所に
支柱を立て、紐で八の字に結わえます。
球根を肥大させる為には、花後も日光に当てることが必要ですが、
真夏の西日は苦手なため、午後は明るい半日陰になる場所がベストです。
■花後の管理
花が咲き終わったら、球根が消耗しないように。
早めに切り花にしたりや花柄を摘みます。
切り花にするときは、なるべく葉を残すようにすると、
より球根に栄養が送られます。
葉は、1/2以上残すようにしましょう。
花後の花がらは、子房の下を手で折って取ります。
こうして種子が熟して養分を消耗することを防ぎます。
また、病気を防ぐ利点があります。
手で折り取るのは、ハサミなどを使用して
ウイルス病を媒介するのを防ぐためです。
■参考
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・カサブランカ 花を咲かせるには?
・カサブランカ 花が終わったら
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像
The post テッポウユリの育て方 first appeared on ユリ.net.
]]>The post カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像 first appeared on ユリ.net.
]]>
カサブランカ(Lilium ‘Casa Blanca’)は、
豪華で純白、直径20cmにもなる美しい花、
形の良い艶のある葉、濃厚で気品ある香りで、
一回育てると、きっと夢中になる植物だと感じます。
カサブランカは、やや育てるのが難しいユリですが、
植え付け1年目は、必ずと言って良いほど開花を楽しむことができます。
毎年、咲かせるのは、やや上級者向きですが、
一回、開花を見たら、なんとかして咲かせたくなるユリです。
植え付け適期は10~11月です。
球根が傷んでいなければ、1月までは植えられます。
■カサブランカ 鉢植えの植え付け
球根は乾燥させないように、購入したらなるべく早く植え付けます
カサブランカ 特大球、周囲26cm(楽天市場イングの森で購入 税込 598 円)
鉢は、7~10号の大きい深鉢で、
素焼きの鉢が、通気性があり、ユリにとって快適です。
しかし重さが気になる場合、プラスチック鉢にしても良いでしょう。
用土は、市販の園芸用土でじゅうぶんです。
肥料が配合されていない場合は、元肥を入れます。
自分で用土を作る場合は、赤玉土を6割、パーライトか川砂1に、
3割ほど腐葉土を混ぜます。
元肥は、土1Lあたり、緩効性化成肥料約5gを混ぜます。
鉢に用土を半分ほど入れ、1球植えの場合、球根の根を広げたら鉢の中央に植えます
ラベルに品種名と植え付け日を書いて、鉢に立てておくと、後に便利です。
カサブランカのさらに詳しい育て方や地植えについては、下のリンクからご覧ください。
■参考
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・カサブランカ 花を咲かせるには?
・カサブランカ 花が終わったら
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像
The post カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像 first appeared on ユリ.net.
]]>The post ユリ栽培 11月|球根の植え付け植え替えは中旬までに first appeared on ユリ.net.
]]>
11月は、10月に引き続き、
球根の植え付け・植え替えと冬越しの準備の月です。
特に、ヤマユリやサクユリ、カノコユリなどの球根は、
11月に入ってから発売されることもあります。
入手したら、早めに植え付けましょう。
植え替えも、11月中旬までには終わらせましょう。
植え替えを行わない株は、地上部が枯れてくるので、
地際で切り取り、整理します。
同時に落ち葉なども集めて処分します。
このように残渣をきれいにすることが病気の予防につながります。
花がら摘みをしなかった株は、種子ができ、熟しています。
すっかり熟すと割れて種子が飛び出すため、
種子を採取するのであれば、早めに採取しておきましょう。
■庭植え ユリの育て方 11月
・栽培管理
稲わらや腐葉土、ピートモスなどでマルチングをします。
自生しているユリは、山の中など、少し湿った場所に生えていて、
落ち葉やコケなどで自然にマルチングされていて、
乾燥が苦手で湿り気を好みます。
マルチングにより、冬の乾燥で土や球根が乾いてしまうのを防ぎましょう。
また、霜柱が立つのを抑える効果も期待できます。
霜柱が立つと、土中から土上へ水分が逆流して、土が乾燥してしまうのです。
・水やり
水やりは必要ありません。
・肥料
植え付け、植え替えを行うときは、元肥を施します。
「ユリ栽培 10月」を参考にして下さい。
植え替えを行わないときは、追肥を施します。
株の周囲30~40cmくらいに、緩効性化成肥料を
1株あたり10g程度ばらまき、軽く中耕して土の表面に混ぜます。
・病害虫
一般にユリの球根の99%はウィルスにかかっていると言われています。
しかし、しっかり育っていれば発病しません。
そのため、丈夫に育てることが第一です。
冬の間は、乾燥しすぎるとウィルスが発病しやすくなります。
マルチングをして、土の乾燥を防ぎましょう。
カノコユリなどヤマユリ系は11月に球根が出回ることが多いです
■鉢・プランター植え ユリの育て方 11月
・水やり
土の表面が乾いたら、水やりを行います。
一般的にユリは、乾燥より湿り気を好みます。
鉢底から水が流れ出るまで、水やりをします。
・肥料
11月は追肥は必要ありません。
・置き場所
風通しと日当たりの良い場所におきます。
・病害虫
庭植え同様、乾燥によりウイルス病が発病しやすくなります。
腐葉土やワラでマルチングをしてあげましょう。
■参考
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・カサブランカ 花を咲かせるには?
・カサブランカ 花が終わったら
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像
The post ユリ栽培 11月|球根の植え付け植え替えは中旬までに first appeared on ユリ.net.
]]>The post ユリ栽培 10月|庭植えのコツと栽培環境 first appeared on ユリ.net.
]]>
■ユリを栽培するコツ
10月は、いよいよユリ球根の植え付け・植え替え時期です。
鉢植えのものは、鉢土が劣化してしまっているため数年で植え替えます。
庭植えのユリは、数年に1回の植え替えで構いません。
むしろ、植え付けた翌年以降の方が、
花数が増えて生育が良くなるのが一般的です。
ユリの球根は乾燥しやすいため、植え替えのために掘り上げた球根は、
できるだけ早く植え付けることが、丈夫なユリを育てるコツです。
また、ユリの球根は、同じ品種であれば、
大きな球根ほど花数も多い傾向にあります。
球根は、大きくて芽が1つであり、鱗片の隙間がなく、
よく締まっていて重いものを選びます。
しかし、ユリの球根は乾燥しやすいため、売られている球根は
軽く湿らせたおがくずやピートモスなどに包まれているので、
一般的に球根の状態を見ることができません。
ですので、信用のある園芸店から購入するようにしたいですね。
■ユリの栽培環境
・ユリの好む環境
植え場所の選び方は、非常に大切です。
植え場所の環境によって、ユリの生育は大きく左右されます。
いったん植え付けたら、数年間はその場所で栽培するため、
ユリの栽培に適した場所を、選びます。
一般的に、ユリは寒さに強い反面、乾燥と暑さに弱いです。
また、日当たりを好みますが、西日は苦手です。
ユリには4系統の品種がありますが、
それぞれの 系統によって好む環境は若干違いますので、
栽培する品種を確かめて、適した場所を選びます。
・ユリ4系統の適した場所
テッポウユリなどのロンギフローラム・ハイブリッド系と、
エゾスカシユリやイワトユリなどのアジアティック・ハイブリッド系は、
水はけが良く、日当たりの良い場所を好みます。
ヤマユリやササユリ、カノコユリなどのオリエンタル・ハイブリッド系は、
水はけが良く、西日が当たらない明るい日陰を好みます。
リーガル・リリーなどのトランペット・ハイブリッド系は、
日当たりが良い場所か、半日陰の場所を好みます。
しかし、たとえば半日陰の適当な場所がないからと、
ユリの栽培をあきらめる必要はありません。
寒冷紗などを張って日差しをさえぎったり、朝顔などのつる性植物を
栽培して日陰を作るなど、工夫次第で環境を整えることができます。
■参考
・カノコユリの育て方
・カサブランカの育て方
・ユリ 植え替えは?
The post ユリ栽培 10月|庭植えのコツと栽培環境 first appeared on ユリ.net.
]]>The post ユリ栽培 10月|鉢植え 球根の植え付け植え替え first appeared on ユリ.net.
]]>■鉢植え 球根の植え付け植え替え
ユリの球根は10月から11月に植え付け、植え替えるのが適期です。
ユリの球根を植える鉢は、大きめの深鉢8~10号くらいで、
素焼き、プラスチックの鉢が適しています。
化粧鉢は通気性が悪いので適していません。
ユリは草丈が高くなり、倒れやすくなってしまいますので、
重い鉢を使うか、鉢底石を多めに入れると安定します。
◎植え付け
ユリは、根がよく張るため、大きめの容器に植え付けます。
1球植えの場合、小さな球根では5号以上、大きな球根では
7号以上が目安です。
テッポウユリ3球とスカシユリ2種を2球ずつ植えます。
鉢は、8号と7号です。
用土は、水はけの良いものを用意します。
園芸用の用土でもかまいませんが、
自分で用意する場合は、
赤玉土(中)3:赤玉土(小)3:腐葉土4くらいの割合で混合し、
これに、用土1Lあたり3~5gの緩効性化成肥料を混ぜます。
鉢底網と鉢底石をしき、用土を鉢縁から3~4cm下まで入れます。
球根の高さの2~3倍の深さに植え付けます。
球根の根を傷つけないようそっと広げ、芽が出ていたら向きをそろえます。
上から入れる用土には緩効性肥料を入れると上根がよく育ち良い花が咲きます。
鉢をふるったりトントンと詰めないようにして、用土を入れると土に酸素が多く保たれます。
さらに用土を入れ、水をたっぷりあげてできあがりです。
乾燥しやすい地域では、腐葉土を浅く敷くと良いです。
ユリの名前を記した札を立てておくと便利です。
◎植え替え
鉢やプランターで栽培していると、土が劣化したり、
根が張っていっぱいになってしまうので、毎年植え替えを行います。
植え替えは、11月中旬までには終えましょう。
鉢やプランターを抜くと、根が張っているので、
根を傷めないよう慎重に根をほぐします。
消毒したハサミで、茎と上根を切り取ります。
下根は、枯れているもののみ、取り除きます。
分球している場合は、手で分けます。
・消毒
掘り上げた球根は、球根腐敗病などの病気がついていることがあるため、
消毒してから植え付けた方が良いでしょう。
球根を水で洗ってから、ベンレート500倍溶液の500倍液などに入れ、
30分間つけてから、風通しのよい日陰で乾かします。
その後の植え付け方は、球根の植え付けと同様ですが、
容器は、今までものより一回り大きなものが良いでしょう。
ユリの球根は乾燥に弱いため、掘り上げたらすぐに植え替えますが、
1週間程度なら、ポリ袋などに入れて冷暗所で保管できます。
・水やり
鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
ユリの球根は乾燥に弱いため、乾燥防止のために、
表面を腐葉土や水ゴケなどで覆っても良いでしょう。
暖地で庭がある場合は、風通しがよく、半日陰の場所に鉢の縁まで埋め込んでおくと、
水やりの手間が省けます。そのまま春までおきます。
・置き場所
風通しと日当りの良い場所におきます。
上記の通り、庭がある場合は半日陰の場所に埋め込んでも良いでしょう
The post ユリ栽培 10月|鉢植え 球根の植え付け植え替え first appeared on ユリ.net.
]]>The post ユリ栽培 9月|鱗片繁殖の適期 first appeared on ユリ.net.
]]>
新テッポウユリを除き、ユリの花の多くが開花期を終えます。
しかし、土の中では球根が充実してきています。
また、タネから栽培したものは開花期が遅いので、
9月頃から咲き始め、寒くなるまで咲いています。
また、9月は鱗片繁殖の適期です。
開花まで2~3年と時間はかかりますが、
一度に大量に繁殖できます。
■庭植え ユリの育て方 9月
・栽培管理
花が終わると管理がおろそかになりがちですが、
9月は球根が肥大・充実する大切な時期です。
特に病害虫に対してはには注意します。
・水やり
特にに必要ありません。
・肥料
必要ありません。
ただし、球根の植え付け・植え替えの際には、
元肥を与えます。
・病害虫
栽培管理で述べたように、病害虫に侵されると
球根の肥大・充実が妨げられ、来年の生育に差し障ります。
アブラムシはまだまだ発生するので、
防除を怠らないようにします。
また、気温が下がると葉枯れ病が発生しやすくなります。
・球根の植え付け
種苗店やホームセンターなどで、
球根が売られ始める時期です。
9月末くらいから植え付けられますが、
最適な植え付け時期は10月です。
・球根の植え替え
9月の末から11月まで、植え替えができますが、
最適な植え替え時期は10月です。
■鉢・プランター植え ユリの育て方 9月
・水やり
鉢土の表面が白く乾いたらたっぷり与えます。
・肥料
追肥は必要ありません。
ただし、球根の植え付け・植え替えの際には、
元肥を与えます。
・置き場所
風通しの良い、明るい場所を置いて管理します。
・病害虫
庭植えと同様です。
・球根の植え付け
庭植え同様、9月末くらいから植え付けられますが、
最適な植え付け時期は10月です。
・球根の植え替え
庭植え同様、9月の末から11月まで、植え替えができますが、
最適な植え替え時期は10月です。
・採種
採取用にさく果(子房)を残しておいた場合、
タネの成熟の早いヒメユリやヒメサユリなどは、
9月下旬ごろには熟します。
さく果が茶色くなったら摘み取って乾燥させます。
やがてタネが自然に落ちるため、拾い集めて保存します。
■鱗片繁殖の方法
ユリの球根は、たくさんの鱗片が集まった、
鱗茎と呼ばれるものです。
この鱗片を用いて繁殖させる方法を、
鱗片繁殖といいます。
9月は鱗片繁殖の適期です。
大多数のユリで、鱗片繁殖ができます。
十分に肥大した、ウイルス病に汚染されていない球根を掘り上げます。
球根をきれいに洗い、鱗片をはずしますが、
一番外側と、中心の部分は除きます。
チウラム・チオファネートメチル水和剤で消毒し、
湿らせたバーミキュライトなどの挿し木用土に、
鱗片の半分ぐらいが土に入るように挿します。
このとき、鱗片の切口が下になるようにします。
鱗片の間隔は、3~5cmくらいとりましょう。
平鉢を使うのが一般的ですが、ビニール袋などでも大丈夫です。
密閉して半日陰の場所においておきます。
温度は20℃前後が最適です。
用土の表面が乾いたら水やりします。
2~3ヶ月くらいたつと、鱗片の切り口に
小さな球根が形成されます。
春になると、この小球根から葉が出てくるので、
1個1個別々にはずして植え付けます。
鱗片繁殖では、開花までに2~3年と時間はかかりますが、
比較的簡単に親株と同じものを大量に増やすことができます。
■参考
・カサブランカの育て方
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像
The post ユリ栽培 9月|鱗片繁殖の適期 first appeared on ユリ.net.
]]>The post ヤマユリ 種からの育て方 first appeared on ユリ.net.
]]>種から育てて開花すると嬉しいです♪
ヤマユリは花後に莢のような実をつけ、その中にたくさんの種を作ります。
この種を土に播くことで株を増やせるのですが、
花を咲かせるようになるまで時間がかかります。
鱗片挿しをして増やすのも楽しいですが、種からじっくりと育ててみると、
花が咲いた時の感動ははかりしれません。
種を入手することができたら、ぜひチャレンジしてみてください。
[ヤマユリ 種からの育て方]
■種から開花までの流れ
ヤマユリは、種を播いてから株が充実して開花するまで、
だいたい5年かかるといわれています。
その理由は、地上部への発芽に時間がかかることと、
地下の球根の成長に時間がかかることです。
何も知らないままにヤマユリの種を播くと、なかなか芽が出ない、
何年試してみてもうまくいかない、失敗が続くことがあります。
けれど、実際には地下でゆっくりと生長していることが多いのです。
まずは、ヤマユリが種から開花までどのような生長をたどるのかを知りましょう。
◎ヤマユリの生長
1. 開花後にできた鞘から種が飛ぶ
2. 種は冬の寒さと夏の暑さを経験しながら、地下で根を伸ばして小さな球根を作る
3. 冬と寒さと夏の暑さを経験した後、ようやく地上に芽が出る
4. 発芽1年目は葉1枚で過ごし、秋になると地上部が枯れる
5. 発芽2年目は葉が数枚になるが、背丈はさほど大きくならず、
秋になったら地上部が枯れる
6. 発芽3年目は、ある程度茎が伸びるものもあり、中には蕾がつくこともある
7. 発芽4年目にして、ようやく背丈が伸び始めて大きな蕾をつける
このように、ヤマユリは長い年月をかけてゆっくりと生長していきます。
種播きの翌年に発芽しなくても、地下では根が伸び小さな球根となっています。
次の年にようやく発芽した後も、
何年もかかって地下の球根を肥らせ、株を充実させていきます。
種を播いても、自然に任せていれば、
発芽して目に見えるようになるまでに、1年半かかることになります。
種から育てたヤマユリを咲かせたいのであれば、
発芽しないからと諦めてはいけません。
気長に待つことも、ヤマユリを育てるのに必要な要素です。
種ができはじめました
■種の準備
まずは種がなければ始まりません。
自分で育てたヤマユリなどから種をとります。
花後にできる鞘のようなものは、中に種が整列しています。
1個の鞘にはたくさんの種が入っていますが、
中には未熟な種が多い場合もあるので油断はできません。
鞘が完全に割れたものは、中の種が飛んでなくなっていることがあるので、
鞘にひびが入って中が少し見えるくらい割れているものが理想的です。
鞘ごと収穫したら、ザルなどの上で風で種が飛ばないように注意して、
中から種を取りだします。
種を取りだした後に必要なことは、乾燥と選別と消毒です。
・乾燥
鞘から取りだしたばかりの種は、まだ湿っていることがあります。
湿ったままの状態だと、すぐに傷んでしまうこともありますし、
選別が難しくなるので、乾燥させましょう。
手で軽くもむようにして種をばらけさせた後、
新聞紙などの上に広げて3日~4日ほど日陰で乾燥させます。
ヤマユリの種は直射日光を嫌うので、必ず日陰で乾燥させるようにします。
さやが乾燥しています
さやの中の種が見えますか?
・選別
種は薄い茶色~濃いベージュ色で、大きさもさほど変わらないので、
どれが良い種か見ただけでは分かりません。
種は重みのあるものほど良い種とされていますが、1粒ずつ持っても、
小さすぎて重さをはかることができません。
そこで、良い種と悪い種の重さの差を使って選別を行います。
種を1メートルくらいの高さからパラパラとこぼすと、
軽い種が風で飛び、思い種は下に落ちます。
また、浅いザルや盆などに種を入れ、それをフライパンを振るようにすると、
軽い種が上部に集まってきます。
重い種を残すことで、良い種を播くことができるようになります。
飛び散ってしまった種
・消毒
ヤマユリは病気にかかりやすい植物です。
しかも発病した場合、薬剤などを使っても完治が難しくなります。
できるだけ病気にかからないよう、種の時点で消毒しておきましょう。
バケツなどの容器に乾燥・選別した種を入れ、
500倍に薄めたベンレート水和剤を入れます。
薬液に種を漬けた状態で30分放置し、その後は日陰でよく乾燥させます。
ヤマユリの種は軽く、薬液に漬けている間に浮いてくることがあるので、
よく混ぜて表面に薬液がつくようにし、重石をしておくのがお勧めです。
消毒が終わって乾燥したら、最後にもう1度選別を行います。
選別方法は消毒前のやり方と同じで構いません。
2回選別することで、良い種が残りやすくなります。
■発芽までの時間短縮
消毒、乾燥、選別が終わった種を、播き床に播いても良いのですが、
発芽までにかなり時間がかかります。
発芽までの時間短縮の方法は2通りありますが、
気長に待てる、自然に任せたいという場合は、
処理は絶対必要なものではありませんので、無理をしなくても構いません。
◎事前準備
発芽までの時間短縮には2通りの方法があります。
どちらの方法を実践するにしても、共通の準備が必要です。
ヤマユリの種は、そのままにしておいても発芽しません。
ある程度の暗さと湿度が必要になるので、そのための準備をします。
まず準備に必要なものは以下の通りです。
・消毒、乾燥、選別済みの種
・バーミキュライト
・水
・計量カップ
・ビニール袋
・ホッチキス
計量カップは、市販されているものでも構いませんが、
紙コップなどを切った自作のものでも構いません。
種とバーミキュライトと水を計量するために必要なので、
種の量に合わせると計測しやすくなります。
1. 計量カップを使って、種1:バーミキュライト3:水1をはかって容器に入れて混ぜる
2. 種等をよく混ぜたものを、ビニール袋に入れる
3. ビニール袋の口を何回か折り、口が開かないようにホッチキスで留める
種とバーミキュライトと水は、全体によく水が回るように混ぜてからの方が、よく混ざります。
袋の口が開くと、種が空気に触れて傷みやすくなるので注意します。
◎発芽までの時間短縮法
・土に埋める
まずは土に埋める方法です。
簡単で場所もお金もかからないので、初心者にはお勧めです。
まず事前準備を済ませた種を12月中旬頃、土に埋めます。
深さは10cmほどで、日向になる場所が良いです。
日向に埋めることで、光は当たりませんが、
夏の高温を感じることができるようになります。
土に埋めてから9ヶ月経ったら、土から掘りだして種を播きます。
この時、すでに根が出ていたりと変化が見えるものがでてきます。
寒さと暑さをすでに経験しているため、
秋に種播きをすると翌年の春には発芽するようになります。
ただし、土中に埋めるので、モグラやネズミなどが袋が傷つけると、
中に水が流れ込んでしまい、種が傷むことがあるので注意します。
この方法は、大幅に時間短縮できるわけではありませんが、
発芽率が90%近くも良くなります。
・温度処理
低温器という、庫内の温度を長時間一定に保てる装置に種を入れることで、
夏・秋・冬を最短で経験させる方法です。
季節を疑似的に経験した種は、休眠が破れて生育を開始します。
低温器に種を入れる時は、土に埋める時と同じように、
事前準備を済ませたものを使用します。
疑似体験させるための温度と期間は以下の通りです。
1. 30度で56日間(夏)
2. 18度で21日間(秋)
3. 5度で42日間(冬)
秋を経験した後、種は強制的に休眠を破られ、
発根して小さな球根を形成し始めます。
その後、冬を経験させている間に、
小さな球根から根が出てくるようになります。
その後、小さな球根から根が出た状態のものを植えると、
発芽して地上部に葉が出てきます。
この方法だと、発芽までかなり時間を短縮できることになります。
ただ、一般家庭には低温器のような器具を準備しにくいので、
あまり現実的な方法ではありません。
■種を播く
準備した種をいよいよ播きましょう。
種を播くためには、播く場所を準備する必要があります。
畑のような広い場所で大量の種を播いても構いませんが、
家庭で楽しむのであれば、プランターや発泡スチロールのような、
容器に種を播くのがお勧めです。
容器は新しいものか消毒をすると良いです
小粒の赤玉土7と腐葉土3の混合土や肥料の入っていない培養土が適します
・容器
ホームセンターなどでよく売られている、標準プランターで問題ありません。
発泡スチロールのような容器でも、水抜きのための穴をあければ使えます。
あまり広いスペースが容易できない場合は、ミニプランターでも構いません。
できればまだ何も育てたことのない、新しい容器を使うようにします。
もし別の野菜や植物を育てたことのある容器を使う場合は、
一度消毒をしてから使用しましょう。
・土
土も畑や花壇の土を使わず、新しいものを用意します。
小粒の赤玉土7と腐葉土3をよく混ぜたものがお勧めです。
市販されているものであれば、肥料を含まない種播き用用土も使えます。
培養土も使えないことはありませんが、肥料を含んでいる分、
株が大きい割りに軟弱に育ちやすくなるので、あまりお勧めできません。
・種を播く
容器に用土を7割ほどの高さまで入れ、表面を平らにならしておきます。
土をよく湿らせてから、準備した種を重ならないように播きましょう。
種を播いたら、種が隠れる程度に覆土します。
だいたい5mmほどの厚さに覆土しますが、
覆土する時の土も清潔な土を使うようにします。
・種播き後の管理
種を播いた後は、明るい日陰のような場所に置いて管理します。
ヤマユリは直射日光が苦手なので、半日陰~明るい日陰に置くか、
寒冷紗をかけるなどして30%ほど遮光するようにします。
また、土の表面が乾いているなと感じたら、水を与えておきましょう。
夏場などに乾燥がひどい場合は、もみ殻などを表面にかけておくと、
過乾燥防止になります。
■発芽1年目
種を播いてから自然に任せていれば、1年半ほどでやっと地上部に芽が出てきます。
発芽して1年芽は、最初に出てきた葉1枚で過ごします。
秋になったら地上部が枯れて、また次の春まで芽が出てくるのを待ちます。
置き場所は種播き後と同じで、明るい日陰~半日陰の場所に置くか、
寒冷紗で遮光します。
土が乾いたら水を与えます。
肥料は基本的には不要ですが、葉色が悪くなるような場合は、
通常の2倍~4倍ほど薄く作った液肥を与えます。
冬になってきたら、霜によって根や球根が浮かないよう、
切ったワラやもみ殻を表面に敷いておきます。
ワラなどがない場合は、寒冷紗をべた掛けするだけでも、霜よけになります。
年を越して3月中旬頃、新たに芽が伸びてくる前に、
防寒対策でかけておいたものを取り除いておきましょう。
■発芽2年目
発芽して2年目になると、生長に差が出始めます。
ほとんどは地際から葉が2枚~3枚出るていどですが、
中には茎が伸びてきて、葉が5枚~6枚ほどつくものがあります。
茎が伸びて葉数が多いものは、翌年にでも花を咲かせる可能性がありますが、
こういった株は全体の2割ほどしか出ません。
どれも花をつける可能性のある大切な株なので、丁寧に扱います。
秋になって地上部が枯れたら、1年目と同じように寒さ対策をしておきましょう。
・水やりと追肥
水やりと置き場所は1年と変わりませんが、追肥が変わります。
全体の芽がでそろった頃と、梅雨明けの2回追肥を行います。
肥料は粒状の緩効性肥料がお勧めです。
標準プランター1個に対して5gほど与えるのが目安です。
肥料が葉などに触れないようにし、
与える時はやや少なめを心がけると、肥料焼けを起こさずに済みます。
・植え替え
秋になると地上部が枯れますが、ここで必要になるのが植え替えです。
1年目と比べると、2年目のヤマユリは全体的に株間が狭く感じます。
球根が大きくなってくると、どんどんスペースが少なくなり、
窮屈になるので、植え替えをしてあげましょう。
まずは容器から土ごとヤマユリを取りだします。
水で土を洗い流した後、球根を1個1個にばらします。
この時、根が残っているのですが、
根同士がかなり絡まり合っているので、傷つけないように注意します。
球根をばらしたら、500倍に薄めたベンレート水和剤に浸けて消毒します。
消毒した球根は、日陰で2日~3日ほど乾燥させてから植え付けます。
植え付ける時はできたら新しい容器を準備するか、
今まで使っていたものは消毒してから使うようにします。
土は必ず新しいものを使うようにすると、病気の感染の心配が減ります。
植え付ける時は、株間を10cmくらいあけるようにし、
2条や3条に植え付ける時は、条間を15cmほどとって植え付けます。深さは球根3つ分が目安です。
もうすぐ開花が見られます
■発芽3年目
3年目になると、全体的に茎が伸び、葉の数も増えます。
2年目で葉数が多かったものの中には、蕾がつくこともあります。
ただ、ここで花を咲かせてしまうと、養分を使いきってしまうことがあります。
残念ですが、蕾がついたら早めに摘み取ってしまいましょう。
置き場所や管理方法は、ほぼ2年目と同じです。
発芽がそろった時と梅雨明けの2回追肥を行い、土が乾いたら水を与えます。
秋になって地上部が枯れたら掘り上げ、ばらして消毒して植え付けます。
植え付けの株間・条間・深さの基準も、2年目と同じです。
球根が大きくなっている分、
同じ間隔で植え付けても広く間をとっているように感じます。
3年目の掘り上げを行った時、生育の良いものの中には、
すでに良いサイズになっているものも出てきます。
その場合は、別のプランターや鉢に植え付けても良いでしょう。
害虫や病気に注意してあげます
■発芽4年目以降
4年目ともなると、全体的に茎が伸びて大きく育ってきます。
葉数も増え、蕾を持つ株も増えてきます。
できれば花を咲かせるよりも、蕾を摘み取って養生しましょう。
追肥と水やりは2年目に準じます。
秋になったらまた掘り上げますが、
この時、地上部の茎葉がまだ緑色をしているうちは、
球根が肥大しているので、掘り上げずに様子を見ます。
茎葉が全体的に黄色くなってきたら、掘り上げのタイミングです。
完全に茶色くなってからでは、球根から鱗片が剥がれ落ちやすいので、
掘り上げが遅れないように注意します。
4年目になると、翌年に開花しそうなサイズに育っているものが多くなります。
ようやく花を咲かせるようになるので、個別に好みの鉢やプランター、
花壇などに植え付けて育てましょう。
■害虫予防
ヤマユリを育てている中で、害虫被害に合うことがあります。
中でもアブラムシは、ウィルス病を媒介することもあるので注意が必要です。
薬剤を使って防除するのが効果的ですが、
抵抗がある場合はこまめに見回りをし、見つけたら捕殺するようにします。
■雑草
ヤマユリを育てていると、プランターの中でも雑草がはえてくることがあります。
雑草に養分をとられると、ヤマユリの球根が肥りにくくなるので、
見つけ次第抜くようにしましょう。
*写真協力=季節の花300さま
■参考
・カサブランカの育て方
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像
The post ヤマユリ 種からの育て方 first appeared on ユリ.net.
]]>The post カサブランカ 名前の由来 first appeared on ユリ.net.
]]>
カサブランカは、真っ直ぐに伸びた茎の先に、
大きくて、とても良い香りのする豪華な花を咲かせます。
今では日本でも、たいへん人気のあるユリです。
私も、カサブランカが大好きで、20年来育て続けていますが、
花茎の生長、花芽のできる時、そして素晴らしい開花の虜です。
球根の植え付けは、10~11月が適期で、
球根が傷んでいなければ、12~翌年1月まで、できます。
6~8月に大きなフリルのある花をつけ、濃い香りを放ち、
抜けるような白さのが、とても清涼な感じのユリです。
花言葉は「高貴」「包み込む愛」「威厳」など、
カサブランカの開花の様子をよく現しています。
■カサブランカの由来
カサブランカは、ヤマユリやカノコユリ、
タモトユリなどを交配し、オランダで作られました。
ヤマユリ、カノコユリ、タモトユリのいずれも、
もともと日本が原産のユリの仲間です。
日本原産のユリを交配しているにも関わらず、
カサブランカという洋名がついているのは、
オランダで作られたものだからでしょう。
カサブランカの交配に使われているタモトユリは、
鹿児島県トカラ列島の口之島というところに自生していたユリです。
素晴らしい姿と香りを持ち、
球根が高値で取引されていたこともあるようです。
ユリの交配が国内外で盛んだったころ、
タモトユリの球根は乱獲され、徐々にその姿を消していきました。
現在、タモトユリを復活させようとしていますが、
残っているタモトユリは、本来の姿と少し変わっている上に、
性質も違って来てしまっているようです。
カサブランカはその豪華な見た目にそぐわず、
日向よりも半日陰や明るい日陰を好みます。
これは、ヤマユリやカノコユリが、
森林の中などに自生していた性質を引き継いだのでしょう。
カサブランカの華やかな香りは、
タモトユリから引き継いでいるのかもしれません。
カノコユリも大好きなユリですが、いろいろな方向に育ちいたずらっぽく開花します
■カサブランカの意味
カサブランカは1975年頃、アメリカで交配し、作られました。
その後、オランダに渡って品種が固定されました。
オランダで固定されましたが、言葉自体はオランダ語ではありません。
オランダでは、交配したり固定させた植物に、
都市の名前をつけることが多かったそうです。
カサブランカもそれにならい、モロッコ王国にある都市の名前がつけられました。
このカサブランカという言葉は、casa blancaと書き、
スペイン語で「casa」は家「blanca」は白いという意味があるそうです。
真っ白で大きいカサブランカの花は、確かに何かが住んでいそうですね。
■参考
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・カサブランカ 花を咲かせるには?
・カサブランカ 花が終わったら
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像
The post カサブランカ 名前の由来 first appeared on ユリ.net.
]]>
ユリの球根は、園芸店や山野草を扱う種苗会社などの店頭で購入したり、
通信販売でも購入することができます。
店頭と通販での、良い球根の選び方をご紹介します。
ユリの販売期間は、9月から翌年1月くらいですが、
植え付け適期を考えると、9月下旬から11月までに購入すると良いでしょう。
■ユリ 球根の選び方
◎ユリを店頭で購入する場合
店頭で購入する場合は、実際に現物を見て持って買える利点があります。
下記のような球根を選びます。
・球根が大きく、見た目より重いもの。
球根の大きさが花の数や大きさを反映するためです。
・鱗片に隙間がなく締まっていて、傷やしおれた部分や斑点がないもの。
・球根の下の部分に根(下根)がついていても構いません。
下根がついていたら、切り取らずにそのまま植え付けます。
ユリの球根を侵す病気は、下根の付け根付近から侵入することが多いため、
鱗片がしっかり締まってること、下根が既に発達していることは、
良い球根を見分ける重要なポイントになります。
植え替えのために掘り上げた球根には、球根腐敗病などの、
病気がついていることがあるため、必ず消毒してから植え付けます。
球根は、まず水で洗ってから、
チウラム・チオファネートメチル水和剤の200倍液に入れ、
30分間つけてから、風通しのよい日陰で乾かします。
店頭で購入した球根でも、心配な場合は、
消毒をしてから植え付けると良いでしょう。
◎ユリを通信販売で購入する場合
インターネットなどの通信販売でも、球根は購入できます。
通信販売では、実物を見て購入できませんが、
楽天などの場合は、品質の悪いものを販売すると、
購入者レビューで評価が極端に下がるため、
また、管理人の経験上、良心的な業者が多いと感じます。
通信販売の場合、一般には出回っていない、
品種のユリの球根も購入できるといったメリットもあります。
◎球根を購入したら
ユリの球根は乾燥に弱く、乾燥させると品質が低下するため、
球根を購入したら、できるだけ早く植え付けます。
すぐに植え付けられない場合は、
ビニール袋に湿らせたピートモスやバーミキュライト、おがくずなどと、
一緒に入れ、しっかりと密封しておきます。
水分量の目安は、ピートモスなどを強く握って、
指の間からわずかに水が滲み出る程度が最適です。