カサブランカ 花を咲かせるには

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カサブランカ 花を咲かせるには?

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カサブランカは、姿も香りも素敵です

 

カサブランカをはじめとするユリは、
管理がやや難しい植物です。
なかでもカサブランカは、繊細なユリです。

 

昨年は咲いたのに、今年は全然咲かない、
という話もよく聞きます。

 

しかし、ユリの花の咲くメカニズムを知り、
それに基づいて、ちょっとしたポイントを押さえておけば、
初心者でも、カサブランカを数年は咲かせることができます。

 

数年というのは、カサブランカはウイルス病の抵抗力が弱く、
3年くらいすると、球根が咲き難くなるのです。

 

 

■ユリの花を咲かせるには?

 

ユリやチューリップなどの球根植物は、
球根に蓄えられた養分を使って花を咲かせます。

もちろん葉を使って光合成を行い、
養分を作り出してはいます。

 

しかし、種子から発芽する植物に比べて、
開花する栄養を球根に依存する割合がとても高いのです。

ですので、球根を見れば、翌年の花の大きさがわかります。

同じ品種同士で比べた場合、大きな球根からは大きな花が、
小さな球根からは小さな花が咲きます。

 

そして球根が小さすぎると、
栄養が不十分で花芽がつかないことも起こるのです。

 

逆に言えば、球根をしっかりと肥大させれば、
翌年には大輪の花を咲かせてくれるのです。

まずは球根を大きくすることを心がけましょう。

 

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カサブランカの球根

 

■カサブランカの球根を肥大させるには

 

カサブランカの球根を肥大させるには、花後の管理が重要です。

 

1.花後は花がらを切ります
花がらを残しておくと、種子を作ろうとするため、
栄養が分散してしまいます。
花がらを切り落とし、養分を球根に集中させてあげます。

 

2.葉は残しておきます
花がらは切りますが、葉は自然に枯れるまで放置します。
花が終わると球根の肥大期が始まります。

葉が光合成をして、作り出した栄養が、
球根を大きく肥大させてくれます。

 

カサブランカの花を切花として楽しむ際も、
上記の理由から葉は残しておきます。

この二つのポイントを守ると、
カサブランカの球根は、大きくなります。

 

ところで、11月頃になると葉は枯れてしまいます。
枯れた葉は、病気の原因とならないよう、
地上部は刈り取ってしまいましょう。

 

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花弁のフリルやしべの色が美しいカサブランカ

 

■カサブランカを咲かせる栽培のポイント

たとえ大きな球根を植え付けても、
その後の栽培管理が悪ければ、
カサブランカが十分に生長できず、
花を咲かせないこともあります。

次の3つのポイントを守り、しっかり栽培しましょう。

 

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1.球根3つ分の深さに植え付ける
カサブランカをはじめとするユリの根には、
上根と下根があります。

 

根というと、球根の下から出てくるもの、
というイメージがありますが、

ユリは、球根の株から生える下根の他に、
球根と地上部との間の茎から、
上根と呼ばれる根を生やします。

 

下根は、主に株を支える役割を担っているのに対し、
地中の水分や養分を吸収するのは、
主に上根が担っているので、
生長には上根を生やすことが大切です。

 

そのため、球根は深植えにし、
上根を伸ばすスペースをしっかりと確保します。

 

とはいえあまり深く植えすぎると、
芽が地上に出て来れなくなってしまいます。

 

ちょうど良い深さの目安が、
「球根3つ分の深さ」なのです。

鉢植えの場合も、深鉢を準備して、この深さに
植え付けます。

 

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2.植え付け時期を守り寒さに当てる
カサブランカの生長にはサイクルがあります。
このサイクルを無視すると、うまく生長せず、
花をつけるだけの栄養分が蓄えられません。

 

カサブランカの生長サイクルで最も大切なことは、
植え付け・植え替え時期を守ることです。

 

植え付け・植え替え適期は10月~11月中旬です。
特に植え替えは、時期を逸してしまいがちなので注意します。

 

園芸書には、「葉が枯れてから植え替える」と
書いてあるものもありますが、
時期になったら葉が完全に枯れていなくても、
植え替えを行います。

 

では、なぜ10月~11月中旬に植え付け・植え替えを、
行うと良いのでしょう?

理由は2つあります。

まず1つめに、花を咲かせるには、
冬の寒さに当てる必要があるからです。

 

ユリの花芽は、10℃以下で1ヶ月半ほど低温に当たると、
その後、生長した後に花芽が作られる性質があります。

そのため、鉢植えの場合も、室内に取り込まず、
しっかりと低温に当てる必要があります。

 

2つめに、12月になると、上根に先立ち、下根が伸び始めます。
そのため、12月以降に植え替えを行うと、
下根を痛めてしまう恐れがあります。

 

植え付け・植え替えが遅れると、下根の発育が遅れ、
上根の伸長や発芽も遅れ、生長も遅れてしまいます。

 

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栽培場所をやや暗くしたら元気のないカサブランカに

 

3.日光に当てる
カサブランカは半日陰を好みますが、
かといって1日中日陰の環境では、
花を咲かせるのに十分な栄養を、
光合成で作り出すことができません。

 

強い直射日光や西日は嫌いますが、日光は必要なのですね。
西日の当たらない建物の東側や、
午前中のみ日が当たるような場所が最適です。

 

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■今年、カサブランカの花が咲かなかった場合

 

もし今年、カサブランカが花を咲かせなかったとしても、
抜いてしまうのは、少し早計です。

晩秋になると花を咲かせないまま花は枯れてしまいますが、
球根は地下で生きています。

 

上記のようにしっかり栽培してあげれば、
球根が肥大し、翌年は花を咲かせることでしょう。

 

■参考
・カサブランカ 鉢植えの植え付け 画像
・カサブランカ 花を咲かせるには?
・カサブランカ 花が終わったら
・テッポウユリの育て方
・テッポウユリ 地植えの植え付け 画像



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カサブランカの育て方

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